なんでも無い、忘れられない一日



酒を飲んだわけでもなく、朝帰り


面倒を高揚感で補い風呂に


昼前に目が覚め


インターネットに消費されて

部屋の掃除

飯を作って食べ

何かないかと外へ


徒歩1時間弱の公園で密かに憧れていたベンチで読書

蚊に三箇所ほど刺され嫌になり立ち上がる


ただのフーテンだなこれじゃと何十回目の確認

暇だけど友達からの誘いを一言で断る勇気

部屋にも外にも居場所がないような気がして2時間寝る



湯船にでも浸かれば気分が晴れるかなと

浮浪者には甘かった魂胆



たまにでいいから忘れて生きていくのを許さなきゃ

寂しさはどこまでも



なんでも無い、忘れてはいけない一日


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