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転校を決めた先生のひと言

こんにちは。
うのきです。 

梅雨明け
猛暑

体調が優れません。

3食しっかり食べて、
適度に運動する。
そして、
しっかり寝る。

これしかないですね(*^^*)



前回のつづき…

通信制高校の見学を終え
私はまだ決めきれずにいました。
子どもの気持ちに従って
学年を変えずに過ごすとしたら
選択肢はもう
"通信制高校への転校"
しかありません。

なぜ迷ってしまったかというと
学費の問題です。
その通信制高校はサポート校だったので
現高校の数倍はかかりそうだったのです。

これを理由に渋っていては
子どもも納得しませんよね…

わかってはいても
なかなか覚悟を決めることができずにいました。

ちょうどそんな時
担任の先生から連絡がありました。
子どもがSNSで
通信制高校へ見学に行ったことを
書き込んだということで
お叱りを受けたのです。
おそらく先生は
学校や他の生徒さんへの悪影響を
心配されたのでしょう。
語気を強めて

「こんなに良くしてやってるのに!!」

とおっしゃっていました。


ショックでした。
他にも色々言われたのですが
このひと言しか覚えていません…
とても残念で、悔しかったです。

この言葉には、見事に
私達親子と学校との関係性が表れていました。

しかし、
こんな風に思われてしまっては
信頼関係など到底回復できないと確信して
この学校とはここまでにしよう!
と、転校を決意したのです。

思いも寄らない
担任の先生からのひと言でしたが
それが私の中の迷いを断ち切ることになり
新しい道へと背中を押してくれたのでした。

不登校の子どもを持つ家庭にとって
学校や先生との関係はとても大切です。
"頼りたい"
"知恵を借りたい"

けれども、私はその関係性をも
上手に保てませんでした。

子どもだけでなく
私自身も心を乱していましたから…
家庭内のことだけで精一杯だったのです。

まだ不登校の子どもが少なかったこの頃
その対応は
学校や先生によって様々でした。
親身になってくれるところもあれば
理解してもらえないところもありました。
(当たり、はずれのような感覚です)

"不登校の子どもはどこかおかしい"
"不登校はその親に問題がある"

などなど
このような風潮はとても辛く
ひっそりと現状を隠すような
日々を送っていました。

こういった周囲の目こそが
不安や心配を増大させていたと思います。

その後
学校へ転校の手続きを取り
子どもと最後の挨拶に行った時
声をかけて下さった先生がいました。
しかし、
その先生も

「どこに行ったとしても最初は楽しいが、嫌な事もたくさんある。その度に今回のような甘えやわがままを言っていたら何もできないぞ!」

と、子どもの不登校の原因が
何であったのか知りもせず
甘えやわがままと決めつけて
忠告するような言葉でした。
子どもは無表情でうなずきもしませんでした。

結局この当時は

"不登校は甘え"
"子どものわがまま勝手な振る舞い"

でしかなかったのです。

今でこそ
"多様性"
と言われるようになり
理解が進んできているように思いますが

国の制度や教育現場でみれば
まだまだこれから
という感じですよね。



続きはまた…





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