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「わ」若御子(わかみこ)

3/24更新「引っ越し当日」で、「明日(3/25)に更新」と書いていたものが今になってしまった。
引っ越し後の諸々など理由は幾つかあるのだけれど、最大の理由は本記事「わ」。
ここに何を持ってくるかで相当悩んだから。

結果、若御子さんにしました。
実はこのお店、もうありません。
それでもチョイスさせて頂いた理由として、秩父で一番初めに行きつけになったお店だったから。僕の秩父への入り口を開いてくれたお店だったから。
ここ若御子と「の」の、のぶちゃん。
若御子で番場通り周辺を、のぶちゃんで秩父駅周辺を歩き回って、たくさんのお店や人に出会い触れ、今の僕に繋がっていったのだ。
若御子は月曜が定休だった為、月曜は仕事終わりにのぶちゃん行って、火曜は若御子。で、週末はまたどちらか。みたいな感じで毎週1、2回は通っていた。

まず料理もお酒もほんと美味しかった。
料理にもお酒にも遊び心満載だった。
炙り〆鯖なんて目の前でバーナーで炙ってたし、炎のプリンなる店内照明を落として火をプリンに灯してから食べる。という物もあった。神社(ジンジャー)スペシャルなるドリンクは文字通りジンベースのお酒なのだけど、強かった。それでいて飲みやすい。
あぁ、何度やられたことか。
ある暑い夏の日、しこたま飲んで帰りに自転車乗ろうとしたら全く乗れず、2、3回転びながら手押しで帰宅し、翌朝盛大に足を怪我していたことが判明したのも今は良い思い出だ。
シーツが血だらけでした笑。

そしてやっぱり「人」。
ここに尽きる。結局は、僕はここに居る人に会いに行っていた。
マスターも時たま来るオーナーも、どちらもほぼ同世代ですぐ打ち解けた。
特にマスターとは仲良くやらせてもらった。美容室で同じ人が担当だった偶然もあり、その人交えて飲んだりなどプライベートでもよく絡んだ。
因みに「と」の鳥銀に登場する、僕を連れて行ってくれたマスターは彼です笑。

そんなマスターは今から約2年ほど前に突然この世を去ってしまった。
急性心不全だったらしい。
それ以降はオーナーがやっていたけど、閉店に至った。

それでも僕の記憶には強烈に残っている。
ここがあったおかげで今の僕があると言っても過言では無い。
感謝の意味も込めて、秩父50音旅の最後は、僕の秩父への入り口を開いてくれた若御子にしたいと思う。

ほんと秩父って楽しー!!

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