ぱつ子

平凡な会社員。 好きなもの→生き物・自然。 ペットを含め、生き物に関することを綴ってい…

ぱつ子

平凡な会社員。 好きなもの→生き物・自然。 ペットを含め、生き物に関することを綴っていく。 動物をデザインしたオリジナルグッズをSUZURIにて販売中。 shop名:komachi´s animal shop

最近の記事

そらまめ編:「まめ、お前って奴は…」

去年の11月。 ぱつ子のゆかいな仲間たちに新たなメンバーが加わった。 その名も「そらまめ」。 愛称は「まめ」。 今を時めく?人気カエル。イエアメガエルだ。 ヨモギと出会ってから、すっかりカエルに魅了され、YouTubeでカエルのことを調べるようになり、 (このカエルもカワイイ!いつか飼いたいな。いや、こっちのカエルもいい!)と色んなカエルにも興味を持つようになったが、その中でイエアメガエルはヨモギと同じ樹上性のため、飼育環境や飼育方法もそれほど大きな違いはなく負担も少ないだ

    • レッドローチ編:ありがとうゴキちゃん

      今日はヨモギ(シュレーゲルアオガエル)とそらまめ(イエアメガエル)に餌をあげる日。 カエルは、幼体の時は別として、成体になったら毎日餌をあげる必要がない。 ヨモギはもとより、そらまめも少し成長してきたため、今では2日に1回の頻度にしている。 ゴキちゃんに関しては毎日新しい野菜をあげていたが、なかなか野菜代もバカにならない。 というのも、現在ゴキちゃんは2つの虫かごに分かれてそれぞれ暮らしている。 1つは、ヨモギたちのお腹に入ってしまう小さいサイズの子たち。 もう1つは、完全

      • 野生編:間に合わなかった・・・

        梅雨明けしたばかりのとある休日でのこと。 いつものようにルーカスの散歩に出かける。 農道では上陸したてのカエルたちをたびたび見かけるようになった。 小さすぎて下を見ながら歩かないと気づかずに踏んでしまいそうだ。 辺りはたくさんの水田。 カエルを飼育している身として、オタマジャクシから無事カエルになれたことに喜ぶ。 その矢先、1匹のカエルが道端でじっとしているのを見つけた。 そこそこ成長しているアマガエルだ。 顔は上げているため生きてはいるが、目の前で手をパタパタしても、なぜか

        • ヨモギ編:最終話 ヨモギ、正式に家族になる!

          我が家での初めての食事以降、ヨモギはすっかりゴキちゃんに夢中だ。 環境にも徐々に慣れてきたのか、脱皮はもちろんのこと、壁や扉に終始へばりつくなど堂々と姿を見せてくれるようになった。 夜行性のため、昼間はひたすら同じ場所でじっとしている。 「ちょっとは動こうよ」と言いたくなる。 が、それでも見ていて飽きない。 可愛さのあまり、顔が緩む。 あっという間に時が経ち、いよいよ3月中旬に差し掛かった頃。 (4月になったらヨモギを自然に帰さなあかんなぁ。)と思うことが多くなる。 「ヨモ

        そらまめ編:「まめ、お前って奴は…」

          ヨモギ編:第八話 救世主、レッドローチ参上!ぱつ子、ヨモギに感動する!

          暇さえあれば、餌について調べる毎日。 すると、ミルワームは硬くて消化に良くないという情報をちらほら見るようになった。 食べたところで消化不良を起こしても困る。 餌を変えてみることにした。 色んな理由から消去法でレッドローチに決めた。 ゴキブリの仲間だ。 海外のゴキブリ・・・日本のゴキブリ程大きくはなく、羽ばたきもしないようだが、もちろん気は進まない。 しかしそうも言っていられない。 カエル1匹の命がかかっているのだ。 生体を扱っているネットショップでSサイズ(幼体)を注文する

          ヨモギ編:第八話 救世主、レッドローチ参上!ぱつ子、ヨモギに感動する!

          ヨモギ編:第七話 ぱつ子、大苦戦!?最大の壁!!

          ヨモギが豪邸に住むようになってから1週間ほど経つ。 相変わらず岩のオブジェに隠れている。 正直、姿が見えないのはつまらない。 不満ではあったが、慣れるまでは仕方ないのかもしれない、と自分に言い聞かせた。 しかし、それ以上に頭を抱えていることがあった。 そう、餌だ。 餌を全く食べてくれない。 家にも慣れていないのに餌なんか食べるわけないじゃないか、と思われるかもしれない。 その通りなのだが、さすがに1ヵ月も食べないと心配だ。 カエルは生き餌しか食べない。 YouTubeを見てい

          ヨモギ編:第七話 ぱつ子、大苦戦!?最大の壁!!

          ヨモギ編:第六話 名もなき1匹の野生カエル、「ヨモギ」と名付けられる! 

          ネット注文していた飼育グッズが届いた。 心を弾ませながら、まずガラスケージを箱から取り出す。 順序立てて綺麗に丁寧に開封💛・・・なんてことはない。 「バリッ!」「ベリッ!」という音を立てて包みが引き裂かれていく。 床に散らばった残骸は見る影もない。 姿を現した見事なガラスケージに「おおー✨」とテンションup↑↑ 「よし!まずソイルを敷いて・・・」 「・・・・」 「いや、先にちょっと拭くか」 と、水に濡らしたティッシュでケージ全体を拭く。 ケージを木製ラックの上に移す。 ガラス

          ヨモギ編:第六話 名もなき1匹の野生カエル、「ヨモギ」と名付けられる! 

          ヨモギ編:第五話 ヨモギのために!

          次の休日、ホームセンターへ出かけた。 もちろんカエルの飼育グッズを買うためだ。 ケージに加え、爬虫類・両生類用の水皿、ライト、フロッグソイル (床材)、ヒーターもネットで注文した。 あとは、飼育環境をなるべく自然に近づけるために植物を入れると良い、ポトスが簡単に育てられて丈夫でおすすめ とのことでポトスともう1種類植物(名前は知らん)と温湿度計を買った。 次に100円均一へ向かった。 突っ張り棒を買うためだ。 樹上性カエルは高いところに登るため、流木をケージの中に立てて入れる

          ヨモギ編:第五話 ヨモギのために!

          ヨモギ編:第四話 ヨモギ、姿を現す!

          そして休日。 今日は水槽を片付ける日だ。 先に、いつもの日課であるリビングやダイニングに掃除機をかける。 そのまま風呂場の脱衣所も掃除機をかける。 すると、脱衣所と浴室を繋ぐドアのサッシに、何か黒い物体があるように見える。 (ゴミか?) そのまま掃除機で吸おうとするが、とりあえず脱衣所の電気をつけた。 その黒い物体の正体は、行方不明になっていたカエルだったのだ! 「あ!!こんなところにおった!!」 と姉に叫び、無事であったことへの安堵と同時に気持ちが晴れるのを感じた。 カエル

          ヨモギ編:第四話 ヨモギ、姿を現す!

          ヨモギ編:第三話 ヨモギ、行方不明になる!

          カエルを保護してから数日の間、(カエルどうしてるかな?)と頻繁に水槽を覗く。 だが、いつもカエルの姿は見当たらない。 (またいつもの隠れ家か?)と思い、岩のオブジェを持ち上げて中を覗く。 この岩のオブジェ、底面から中が空洞になっているのだ。 空洞の中にカエルはいた。   保護してから、カエルについて調べてみた。どうやらカエルは「シュレーゲルアオガエル」という種類であることが分かった。日本の固有種だが、オランダのライデン王立自然史博物館館長がシュレーゲル博士という方で、このカエ

          ヨモギ編:第三話 ヨモギ、行方不明になる!

          ヨモギ編:第二話 ヨモギ、我が家へ!

          家に着くと、逃げられないよう一時的な措置として、酸素が入る程度の隙間を開けてボウルの上に大きめのアクリル板を乗せる。 ボウルとアクリル板・・・いかにもアンバランスだが仕方がない。 見た人は(ナニコレ)と思うこと必至である。 連れて帰ったものの、カエルを入れられるような虫かごはない。 しかし、外へ逃がしたところで大地は雪に覆われている。 これでは再度冬眠することはできないだろうと思い、冬の間は家で保護し、春になったら自然に帰すことにした。 カエルの知識が全くなかったぱつ子。 カ

          ヨモギ編:第二話 ヨモギ、我が家へ!

          ヨモギ編:第一話 ぱつ子、ヨモギと出会う!

          季節は冬の真っ只中。 とある田舎町は辺り一面の銀世界。 飼い犬のルーカスを連れてぱつ子は外に出た。 30~40センチほど積もった雪は、すでに硬くなっている。 雪の上を歩くルーカス。 「お。雪、凍ってるな」とルーカスに話しかけるぱつ子。 当然の如くスルーするルーカス。聞いちゃいない。いつものことだ。 ぱつ子も雪の上に足を踏み入れる。 が、その瞬間。 「ズボッ!!」 ぱつ子「!?」 気温の高さも相まってか、さすがに成人女性の体重では雪の上を歩くのは無理があったようだ。 (子供のこ

          ヨモギ編:第一話 ぱつ子、ヨモギと出会う!

          ぱつ子の日常物語~ぱつ子とゆかいな仲間たち~

          初めまして。生き物好きのぱつ子です。 犬(1匹)・カエル(2匹)・亀(2匹)を飼っています。 ゆかいな仲間たちとの思い出の日々を何か形にして残したいと思ったので、これからそれぞれの子たちとのエピソードを、物語調に書いてみようと思います。 動物好きな方・そうでない方にも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。 主な登場人物: ぱつ子(投稿主・関西在住) ヨモギ(シュレーゲルアオガエル:ヨモギ編にて登場) カメコ(クサガメ:カメコ編にて登場) コテツ(ヒガシヘルマンリクガメ:コテツ

          ぱつ子の日常物語~ぱつ子とゆかいな仲間たち~