2023年、特に大好きだったやつ

ごく個人的に2023年、ドラマ・アニメ以外で、テレビ・配信番組(あと、ライブも厳選して少しだけ)で面白かった回を思いつくまま挙げてみました。なんとなく時系列順(前後してるのもあると思いますが)。たぶん忘れてるのもあるかと。

■『このテープもってないですか?』(BSテレ東)

放送されたのは2022年末ですが、フェイクドキュメンタリー/メタ的作品の多かった1年の始まりを象徴する作品だったので。
大森時生作品はその後も『SIX HACK』、ライブ「滑稽」、イベント「祓除」の事前・事後番組と今度はテレ東地上波で物議を醸すことに。

■『座王』(カンテレ・フジテレビ)
「新春SP」

平子と三島による決勝が史上空前の“迷”勝負に。

■『さんま玉緒のお年玉 あんたの夢をかなえたろかSP』(TBS)
「木村拓哉『ビューティフルライフ』特別編」

テレビの力。スターの証明。

■『水曜日のダウンタウン』(TBS)
「名探偵津田」(犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説)

2023年のベスト企画。続編もさらに面白かった。ミステリー要素と笑いのバランスが抜群で、津田というキャスティングもこれ以上ないものだった。
他にも「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気づかない説」「スベリ-1グランプリ」「100万円争奪金網デスマッチ」「怪しい自称プロデューサーから「100万円払ったら『水曜日のダウンタウン』に出してあげるよ」と言われ払ったらホントに出演できるホントドッキリ/100万円払ったら『水曜日のダウンタウン』に出してあげるよ」と言われ払ったらホントに出演できるホントドッキリ」(露島ドキュメント)などなど挙げたら切りがないくらい名企画連発。

■『チャンスの時間』(ABEMA)
「脳汁全開スロット天国!ベトナムにある幻の黄金郷へ」

「酔っ払いアクタークイズ王決定戦」「いい話をした後に変顔をする晩餐会」「行列のできるブチギレ相談所」「孤独のフィリピンパブ」などなど、こちらも名企画連発だったけど、中でもこの番組らしい企画。“煩悩島”(by『水曜日』)の具現化のよう。

■『まんが未知』(テレビ朝日)
「藤田和日郎の短期集中連載の極意」

熱い名言連発。

■『神回だけ見せます』(TVer)
「『マスクマン』×ガッツ石松」

元々の神回が現在の視点を加えることでさらなる神回に。

■『大脱出』(DMM)

どこまで想定していたのかわからないイカれた仕掛けと、それに応える芸人たちのたくましさ。

■『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)
「タモリ流○○レシピを訂正しよう」

約40年続いた番組の最終回もいつもと変わらない空気。どこまでもタモリとこの番組らしい幕引きだった。

■『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日)
「妄想自叙伝」

この他「ストリップ」の回などこの番組ならではの企画がいい。

■『マルコポロリ』(カンテレ)
「ランジャタイが許せない!!」

スーパー3助の更生ドキュメントに展開させる剛腕。

■『新しいカギ』(フジテレビ)
「学校かくれんぼ/学校の先生と漫才グランプリ」

青春バラエティ路線に舵を切ったのが大成功。

■『まつもtoなかい』(フジテレビ)
ゲスト:香取慎吾

これ以上ない驚きと歓喜に満ちた第1回。

■演劇「もはや、もはやさん(再演)」(ナカゴー)

まさかこの時の観劇が、鎌田順也演出作品を観る最後になるとは…。

■『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日)
「ファンvs本人クイズ 上田晋也編」

他に「ハプニングコント」も。爆発的に面白い回とそうでない回の差がこんなにも激しい番組も珍しい。

■『THE SECOND』(フジテレビ)

開催が発表された時、まさかこんな素晴らしい大会になるとは…!
考え抜かれたシステムとベテラン芸人らしい余裕が見事にハマってた。

■『クレイジージャーニー』(TBS)
「立嶋篤史」

他に「吉田勝次」や「埋蔵金」の回も印象的。

■『私のバカせまい史』(フジテレビ)
「全国のライブハウスにある内田有紀のサイン史」(小沢一敬)

いつものような綿密なリサーチだけでなくミステリー要素も加えた構成が見事だった。
他にも野田による「バカせま偉人伝 日本初のマッチョ 若木竹丸伝説史」、森田による「赤なのか!?青なのか!? 時限爆弾解除二択史」など名作が多い。そんな中でもやはりバカリズムの研究発表は「若者の◯◯離れ史」「死亡フラグ史」など一味違う面白さ。

■『魔改造の夜』(NHK)
「パンダちゃん大玉転がし」

全部の回が名作だけど、「N岡高専」が参加した回はその青春感がさらに増して特に感動的だった。“卒業式”に見立てた編集も愛にあふれていた。

■『マヂキタ大草原』(テレビ東京)
「ネットにホラーは憑き物」

ネット文化をほとんど原液の濃さで振り返っていて色んな感情が刺激される。「倉敷蓋事件」調査は特にワクワクした。

■『ランジャタイのがんばれ地上波』(テレビ朝日)
「真夏のブチギレ王決定戦」

「年始ブチギレ王」から始まった企画、イベント化もし、ついには年末に『ブチギレ-1グランプリ』として特番に。どの回も凄まじかった!
他に「顔-1グランプリ」「ネット弁慶-1グランプリ」「2代目MOROHA選手権」なども爆発的な面白さ。

■『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)

ほぼ全編見どころが尽きずスゴかった。僕は正直『鬼レンチャン』のカラオケ企画は、面白さよりも失礼が気になってしまって(裏声がズルとかの価値観がよくわからない)いまいち乗れないのだけど、そんな次元を凌駕するほいけんたの料理の仕方。そして高いハードルを超えてそれに応えるほいけんたは見事だった。

■『相席食堂』(ABC)
アマゾンプライムビデオSP「秋山竜次(津村屋コウジ)」

完全なる秋山劇場。それに対する千鳥のツッコミの塩梅も最適で通常の『相席食堂』とはまた一味違う面白さだった。
通常回では「一ノ瀬ワタル&小沢仁志」「レッツゴーよしまさ&原口あきまさ」などが印象的。

■『LIGHTHOUSE』(Netflix)

約半年分のトークが一気に公開されたことで、その変化が如実にわかって得も言えぬドキュメンタリーになっていた。

■『あちこちオードリー』(テレビ東京)
オンラインライブ「流血上等!心のかさぶた剥がしデスマッチ!〜」

オンラインライブだけど。アンガールズ山根の爆発力が凄まじかった。
もちろん、番組自体も毎回充実。

■『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)
「ランジャタイ国崎の七変化」

2023年の「七変化」は国崎の他も、ザ・マミィ酒井、オダウエダ植田、リリーなど当たり年だった。

■『テレビ千鳥』(テレビ朝日)
「宮迫さんのラヴ・イズ・オーヴァーをちゃんと聴きたいんじゃ‼」

「マリオのクッパに会って倒したいんじゃ!!」「ディープスリーを決めたいんじゃ‼」など大悟が「できない」系の企画も面白かった。

■『週刊ダウ通信』(テレビ朝日)
「永野が蓮見のスゴさを徹底解説」

永野の真骨頂。2023年の永野は特にスゴかった。

■『有吉クイズ』(テレビ朝日)
「LINEグループ既読チキンレース」

こんなシンプルな企画がこんなにも面白くなるとは。腹爆発した。
深夜に戻ったことでほとんどハズれなくこういうひたすらくだらない企画を連発しているから、ゴールデン時代の『有吉クイズ』が不当に低評価されることが少なくないけど、「有吉と蛭子さん2023春」や “有吉vs滝”の絶品映像を生んだ「美味しいうな重をイチから作りたい」など、ゴールデン時代もちゃんと面白かった。深夜に戻ってからは「芸人版人生ゲーム」「パチンコ玉持ち上げクイズ」なども忘れがたい。

■『ゲストダイアン』(ABC)
「ゆのちゃんのてれび」

微笑ましい笑いと爆笑が同時にやってくる。
他の回もそれぞれカラーが違っていて良かった。

■『ラヴィット!』(TBS)
「利きうまい棒」

嶋佐のわけのわからない立ち回りがわけのわからない笑いを生んでいた。
2023年は2022年ほど『ラヴィット』を追えてなかったのだけど、『ゴールデンラヴィット!』やその日の朝に発表された「MWL2023」のベスト20はほとんど見ていたので自分が思っているよりちゃんと見れてたのかも。
ずっとちゃんと面白くて本当にスゴい(さすがにもういい加減、ミュージシャンが来た時にサプライズにするのは無理がある気がするけど…)。『耳心地いい-1GP』も良かった。

■ライブ「RGがあるある歌い続けウエストランドがあるなしクイズし続ける会」(ヨシモト∞ホール)

RGのあるあるライブは何度となく“神回”を生んできたけど、その中でも河本と井口それぞれが“覚醒”したこの回は“伝説の回”と言って過言ではなかった。
その他、2023年だけでも武将様、ザコシショウといった定番回はもちろん、ヨネダ2000やマシンガンズの回なども大盛り上がりだった。

■『オールスター後夜祭’23秋』(TBS)
「66人相撲バトルロワイヤル」「永田裕志の白目剥いちゃう?剥いちゃわない?クイズ」

前者は画面の隅々まで何度も見返したくなったし、後者はわかっていても問答無用に面白い。強烈だった。

■『有吉弘行の脱法TV』(フジテレビ)

くだらなさと批評性が両立していてとても良かった。カラーバーがあんなに面白くなることなかなかない。
同じ原田和実演出では『ここにタイトルを入力』「大逃亡」や『ケーキのかわり』も良かった。

■『ドキュメント20min.』(NHK)
「ニッポンおもひで探訪」

フェイクドキュメンタリーでありながら、それを振りにして感動的なドキュメンタリーになっているという仕掛けに感服。

■『チョコプランナー』(テレビ朝日)
「通りたてサミット(鬼滅の刃)」

「通ってないサミット」も面白かったけど、その企画きっかけに読んで「その後」を企画にしたのが、生きてる感じでとてもいい。読む前と読んだ後の変化がリアルで面白かった。

■『かりそめ天国』(テレビ朝日)
「どぶろっくの九州敵情視察 in 宮崎 with 藤岡弘、」

相変わらず狂ったロケVTRが多いけど、この組み合わせは格別だった。

■『バカリヅカ』(テレビ東京)
「牽引ドライブ」

バカバカしくも、想像以上に楽しげ。他の回もひたすら2人(特にバカリズム)が楽しそうで良かった。

■『令和ロマンの娯楽がたり』(テレビ朝日)

先進的なキャスティング。未来を感じさせるトークも良かった。定期的に見たい企画。

■『クイズ☆正解は一年後』(TBS)

不在のフジモンが勝負を決めるという奇跡の展開。そしてゲームを実際に作ってしまう労の惜しまさ。

■『紅白歌合戦』(NHK)

有吉司会で、ポケビ&ブラビ復活、「白い雲のように」、「アイドル」でアイドルたちの共演…などなど見どころが多かった。


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