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「公助」はお金を循環させること

自助、共助、公助。菅総理大臣がアピールする理念です。でも、「公助」がどんどん減って行くこの時代、「自助」できる人は恵まれた人だけです。「公助」が減って行く理由は、ばらまきに終始して財源が減って行くだけだから。だから、これからの「公助」は、お金を万遍なく社会の隅々まで循環させることです。途切れることなく循環させ続けることです。

💎GOTOキャンペーンは経済格差を拡大する

政府のコロナ禍の経済支援策が赤字国債で実施されると、世の中にお金が増えます。その増えたお金は最初は要支援者に行くけど、その人たちがそのお金を使ってしまうと、そのお金は社会の中を流れて富裕層や富裕企業の銀行口座にたどりつき、そこで溜まってしまいます。

つまり政府が中低所得層を支援するほど、富裕層と富裕企業がその支援金を利益として獲得して、経済格差が拡大します。

💎「公助」が減って「自助」できるのは富裕層だけ

一方で、国の財政は大赤字です。そして、政府や自治体がずっと行っている緊縮財政で困るのは、中低所得層です。富裕層は「自助」できますから。

緊縮財政で社会福祉や教育の予算が減らされ、年金は減るばかり、医療の自己負担は増えるばかり。つまり、「公助」がどんどん減らされてる。。それでも富裕層は影響を受けません。彼らは「自助」できるから。影響を受けるのは、公的枠組みの中で「公助」を受けて来ていた中低所得層です。公立小学校だったり、医療の公的負担だったり、生活保護だったり。

💎共倒れになるまで「共助」

たとえば公立小学校で予算が減らされ一人一人の先生の仕事が増え、しかも一部の先生は非正規に置き換えられ生活に余裕もない。さらにコロナ禍で仕事は増えるばかり。

そんななかで必死で教育の質を落とさないよう、先生方は「共助」に努めてます。でも、それは破綻しかけてます。病院だって公務員だって、人が減り非正規が増えて、効率!効率!生産性向上!とひたすら無駄をそぎ落とされ余裕をなくしていく時代。共倒れになるまで「共助」。。

💎「循環する通貨」で公助を循環させよう

なぜ「公助」が減らされているか。それは、公的支援に使ったお金が富裕層の銀行口座に行き着いてそこに溜まってしまって、政府や中低所得層に二度と返って来ないから。それなら、「公助」に使ったお金を富裕層から中低所得層や政府に戻して、社会の中で万遍なくお金を「循環」させればいいのです。「公助」は本当は、お金をばらまくことではなくて、お金を循環させることなんです。だから、「循環する通貨」です!



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