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半沢直樹に相談したい「循環する通貨」

「半沢直樹」を見ていると、「バンカー」ってかっこいい仕事だなぁと思いませんか。お金を必要なところへ回すことで、大勢の人を救うことができます。半沢直樹みたいに正義感と使命感の強いバンカーさん、今こそ出番です。コロナ禍こそ、銀行の出番です。お願いです、「循環する通貨」を利用した「コロナ禍の経済対策」を、民間で、一緒に実現しませんか。

💎GO TOキャンペーンはいいけれど。。

Go To キャンペーンで行政がある程度お金を配っても、そのお金は一度はGo To対象の旅行業界の人たちに行くけど、その人たちが使ってしまったら、社会を流通して巣ごもり関連産業か富裕層に行ってしまって、いまお金が必要な人たちには戻ってきません。何度キャンペーンをやっても同じです。何度旅行業界にお金を注ぎ込んでも、穴の開いたバケツみたいにざーっと流れて、巣ごもり産業や富裕層に行ってしまうのです。
だから今必要なのは、巣ごもり産業や富裕層に行ったお金を、Go To 対象者などの、今お金が必要な人に戻すことです。そうすれば、彼らがお金を使って巣ごもり産業に行ってそのお金をまた戻して、という、お金の循環を作れます。そのための、「循環する通貨~持続可能なベーシックインカム」を利用した「コロナ禍の経済対策」です。

💎民間で行うベーシックインカム!

ベーシックインカムと言えば普通は行政がやるものですが、生協みたいな公共性の強い組織を民間で作れば、民間銀行の融資と民間の電子マネーを使って、民間でやることが可能です。行政に任せてたらいつになってもできないので、この際、民間でやりましょう~。

でも、銀行が融資なんてしてくれないのではないか?大丈夫、いま銀行はお金を貸したいのです。いい条件でお金を借りてくれるところがなくて困ってるから。いい条件になるかって?なります。しかも、世の中の困ってる人たちを救えます。帝国航空だけでない、日本経済の救世主になれます。半沢直樹なら、絶対相談に乗ってくれるはずです。

💎銀行はお金を貸したい

下の図は、銀行の預貸率の推移です(こちらの論文より)。預貸率とは、預金に対する貸出額の割合です。預貸率が年々下がっているということは、預金に対して貸出が減り続けていることを示しています。貸出の減少は、貸出利息による収入の減少を意味するので、銀行は本当はお金を貸したいはず!

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💎貸してもいい条件

それでは「循環する通貨」に、銀行が融資してくれるか?銀行が融資の際に気にするのは、利子をきちんと払えるかどうかです。

「循環する通貨」のおさらいをします。「循環する通貨」は、毎月月初に定額のお金(例えば10万円)を○○ペイみたいな専用の電子マネーで配り、社会で流通させ、月末に定率(例えば1%)でその電子マネーの全保有者から自動的に回収し、それを次月の定額の配布に回すという仕組みです。

この1%の回収に銀行の利子分(例えば0.2%)を上乗せすれば良いのです。そのお金を持っている人全員で、銀行に払う利子を負担すれば良いのです。

「循環する通貨」は、定額で平等にお金を配り、定率で保有の多寡に応じて回収し、次の定額の供給に回すので、経済格差を縮小できます。「循環する通貨」は、実体経済での正当な収入の格差を許容します。イチローさんが3億円の年収があってもみんな納得でしょう。あれほどの人ですもの。

💎融資の返済は不要

融資に返済はつきものですが、実は、原理的には、(とんでもない高額でなければ)お金を返さなくてもいいのです。銀行は貸出がなくなると利益を得られないので、信用が高い企業にはずっと貸したままにしておきたいのです。信用が高い企業とは、利子をずっと真面目に払い続けてくれる企業。「循環する通貨」では、お金は全て専用の電子マネーで流通させるので、タンス預金の心配はありません。常に、銀行が融資した総額が、電子マネーの中に閉じ込められており、自動的に定率で毎月回収されるので、確実に利子を獲得できます。

だから、融資の返済期日になったら、同じ金額を新たに借りてそれで返済することを繰り返せばいいのです。借りっぱなしですが、世の中も助かるし、銀行も助かります。Win-Winです。

💎全国のバンカーが協力すればきっとできる

「循環する通貨」を銀行の融資で行うと、最初は借金が増え続けますが、次第に頭打ちになって、最終的には配るお金の量と回収するお金の量が等しくなり、安定してお金を毎月配れるようになります(こちらに詳しく説明しました)。銀行も日本中にたくさんありますから、全国のバンカーさん達が協力すれば、一つ一つの銀行はそれほど多くの金額を融資しなくても、日本経済を救う規模にできるでしょう。全国の半沢直樹さん、協力して日本経済を救いませんか。まずは相談に乗ってくれませんか。

よろしければサポートお願いします。協力型経済の実現に使わせていただきます。