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コロナ禍の経済対策:自粛してお金だけ回そう

新型コロナウィルスがもたらした、史上稀に見る大規模な経済活動休止で、教育や生活を維持できない人たちが出てきています。でも世の中のお金がなくなったわけではなく、動いてないだけ。あるところにはあるのです。この自粛は長期化する可能性が高いので、無い人々にお金を回す経済対策が必要です。自粛しながらお金だけ回す、「循環する通貨」ー持続可能なベーシックインカムーを始めませんか。

💎 3密産業から巣ごもり産業に流れ続けてるお金。。

全国の新規感染者が毎日1000人を超えるようになってます。居酒屋やライブハウスや様々なお教室や旅館などの、3密に近い状況になってしまう業界は、これからまた非常事態宣言になるのでは、と、戦々恐々でしょう。。また、コロナ禍の日本を支えて来た病院は、患者急増で逼迫してるのに大赤字になっている所が多いそうです。。信じられない。。

3密産業が大変なことになっている一方で、人々が巣ごもりするようになって増収増益の業界もあります。コロナ禍にあっても世の中のお金の量は変わらないので、お金が出て行きっぱなしの業界があれば、お金が入って行く業界が必ずあるのです。オンラインを支えるIT関連や通販、スーパー業界、在宅でできる趣味の業界、珍しいところではDIYもブームだとか。株価もなぜか4月から上がってるので富裕層にもお金は入って来てる。。コロナの勝ち組です。

💎経済対策はお金の偏在を解消すること

3密産業からはどんどんお金が出て行く一方。でも巣ごもり産業と富裕層にはお金が入ってきている。それが日本全体の状況です。日々、お金の偏在が加速しているわけです。だから、この未曽有の危機を救う経済対策は、巣ごもり産業と富裕層から3密産業にお金を流すことです。お金の偏在を少しでも解消することです。

ただ、非常事態言下でも休みたくても休めなかった必須労働者の方々には感謝しないといけませんよね。感染の危険があり不安ななか、日本全国で様々な生活必需品・サービスの産業の従事者が必死で就業してくださったおかげで、日本人が全員生活していけるだけの物資もサービスも足りてました。人手不足のなか、巣ごもり産業の人たちが必死になって稼いだお金を、簡単に3密産業に流すことはできないでしょう。
そこで、お金を配って回す「循環する通貨」です。

💎「循環する通貨」でお金の偏在を解消

まず、希望する人々に毎月月初に定額、例えば10万円のお金を、特別な電子マネーで供給します。3密産業関連の苦しい人たちには、そのお金で生活を支えてもらいます。巣ごもり産業の人たちには、寄付するなりなんなりして、受け取った10万円の何割かでも3密産業にお金を回すことを考えてもらいます。巣ごもり産業の人も、もらったお金なら寄付できるでしょう。そして月末に、その電子マネーを持っている全ての企業、個人から、月に1度、定率で例えば1%を回収する仕組みです。回収した分をまた次月の10万円の供給に回すのです。定率なので、多く持っている人から多く回収されます。回収されたくなければ全部使い切ってしまえばいいのです。

3密産業関連の人は、今は感染拡大を防ぐためにとにかく自粛です。デリバリーくらいはやってもいいかもしれませんが!
お金は本来、サービスなどの付加価値に対して支払うものです。居酒屋ならお酒やおいしいお料理に対して支払うものですよね。でも、今は非常事態なので、実物の経済活動は自粛して、お金だけ回すことです。寄付でもなんでもいいのですよ、非常事態ですから!3密産業はワクチンができるまでとにかく自粛です。我慢です。

💎お金の「循環」がミソ

自治体や政府が3密産業に対して自粛の補償金を支給しても、お金は、3密産業の人々が一度使ったら、社会を流通して巣ごもり産業や富裕層に吸い込まれて行ってしまいます。返って来ないのです。補償しても補償しても、そのお金は巣ごもり産業や富裕層に流れて行くだけです。
だから、巣ごもり産業や富裕層に行ってしまったお金を、3密産業に戻すことが、この経済対策のミソです。そしてまた3密産業がそのお金を使って、それがまた巣ごもり産業の利益になって、、とお金がぐるぐると回ることで、経済が回ります。お金の循環が対策の要なのです。

だから、この経済対策で、巣ごもり産業の人にも平等に10万円を供給することが重要です。なぜなら、巣ごもり産業と富裕層からお金を回収することが不可欠だからです。自分ももらっているお金なら回収されても許せるでしょう。使ってしまえば回収されないわけだし。人によっては寄付で自発的に3密産業にお金を戻してくれるでしょう。そして、月末の1%の回収で、強制的に戻すことができます。保有の多寡に応じて回収するので、巣ごもり産業や富裕層から多く回収できるはずだからです。

💎みんなで支え合う協力型経済

最初に言ったように、いま日本国民全員が暮らしていけるだけの財・サービスは足りています。いま足りてないのは、実はお金だけなんです。そのお金も、自粛で社会から消え失せたわけではなく、ただ動かなくなって偏在しているだけ。そしたら、とにかくなんとかお金を動かさないと。そのための、「循環する通貨」です。
これは、お金を保有する全員で支え合う協力型経済です。多い人から少ない人へ、少しずつ分け合う協力型経済なのです。日本でなら必ずできます。この未曽有の危機で、日本から始めませんか。協力型経済を!

「循環する通貨」についての詳細はこちらの論文を参照ください。また、政府が赤字国債で自粛補償し続けると世の中の通貨総量が増えてしまうのですが、その弊害についてはこちらの論文を参照ください。

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