見出し画像

印象深かった出来事アワード2022

10月の健康診断で要精密検査となり、初めて尻に内視鏡を入れるに至ったこと。

検査の予約と診察、検査当日、結果受け取りと、3回1セットの通院を平日にこなすこととなる。

それまで定期検診の類はすべて休日に押し込んでいたのだが、ついに仕事のある日まで浸出してきた訳だ。寄る年波を感じずにはいられない。

しかしながら、年齢に伴った胃腸の不調経験がないため、ビビリを存分に楽しみながら通院。

予約時には下剤の王様みたいなやつの飲み方、検査当日心得のような動画を視聴し、同意書にサイン。

検査心得動画は、虚構に満ちた道徳テレビみたいなテイスト。

医者に扮した役者が言う「大腸内視鏡検査は、決して恥ずかしい検査ではありません!」というセリフに「恥ずかしいかどうかはあたいが決める!」とツッコミを入れるなどする。

最難関は内視鏡検査しやすくするために腸を空っぽにするための下剤の王様との戦い。

粉末状の薬が入ったプラスチックパックに今が旬の水道水2リットルを入れてシャバシャバして混ぜ、狂ったポカリスエットのような不味いドリンクを作成。

コップ二杯に対してチェイサーの麦茶一杯飲むのを1セットとして、合計5セット繰り返しながら、便が水そのものになるまで腸をきれいにするのが検査の事前準備。

下剤の王様は効果てきめんで、水様のブツが、ホースの水のようにザーザーと結構な水圧で出てくる。

第二の難関は、下剤の王様効果が続く中、電車で移動して病院に向かうこと。
いくらほぼ水になっているとはいえ、普段うんこが通って出てくる通路を出てくる水になんら信用はできない。

幸い事なきを得て、病院到着。

病院では尻がオープンになった紙パンツと検査着を与えられ、防御力マイナス20になった私は、小一時間ほどベッドでゴロゴロと休息してから検査室へ。

心電図、一定期間ごとに計測する血圧計、脱水症状を防ぐための点滴、頭がふわふわする鎮痛剤…いやもう、手術じゃん!つか、この状況で血圧上がらんやつおるんかい?!とツッコミを入れずにはいられなかった。

全ての準備が終え、満を持して、主治医登場。ちなみに、医師はおぎやはぎの小木に瓜二つだ。
実際に指摘してみたところで「あぁ、よく言われるんですよね(半笑い)」みたいなリアクションが返ってきそうなくらいに似ているので、未だ指摘してない。

最奥の盲腸付近で見つかった3ミリほどのポリープをちょん切ってもらい、検査終了。
結果は一週間後に聞きにいくスケジュール。

悲しいのは、下剤の王様にすっかりやられた自分にご褒美(酒)を与えたいにも関わらず、検査当日は飲酒禁止。消化によいものを食べなければいけないということ。近隣の飲み屋も調べて楽しみにしていたのだが、まっすぐ帰宅。

その反動で、一週間後、異状なしと結果を告げられ会計を済ませた後、小走りで近隣の飲み屋に駆け込み、健康に乾杯したのだった。

健康って、ありがてえなぁ…(*´-`) 

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?