歌詞のような詩のようなものを書いています。

歌詞のような詩のようなものを書いています。

最近の記事

ベテルギウス

ねぇ、ベテルギウス きみはいつか消えてしまうけれど 僕はずっと覚えているからね たくさん憂鬱な日々を過ごして 泣いてしまう日もあったんだ 自分の不甲斐なさに やるせない気持ちが溢れてさ でもそんな時も 隣でただ静かに見守ってくれた きみを忘れたりなんてしないから どうかずっと傍に ずっと傍にいてくれないかな あの眩しい光をもう一度 僕に見せてほしいんだ あぁ、あんなに傍に ずっと傍にいたはずなのにな まだ足りないって思うんだよ 時には鬱陶しいって 厚かましいなんて思ったり

    • Unknown

      ベットの上でくたびれて 埃をかぶったクマが泣いている 何も解決はできないけれど 自分が生きていると分かるんだ 誰も教えてくれないから 自分で見つけていくしかなくて 仕事も仲間も生きがいも 私が手にしたものだから 歯を食いしばる 情けない顔が鏡に映って 滴る水が涙のようで やめてよ 泣くのは夜って決めてるんだから これから戦いに行くんだから ねぇ、邪魔しないでよ 本当の気持ちなんて 今はまだ知らなくていい 憧れていた宝石も 食べてみたかったスイーツも 今はすぐ近くにあるのに

      • Hero for Who?

        皆が期待し崇めている 守るべきはこの国の全て 太陽を背に舞う大天使が 今日も世界の平和を守る その微笑みは絶やさない 大袈裟なほどの明るさは キミが釣られて笑えるための ほんの些細なオマジナイ どこまでも強く羽ばたいて 誰よりも早くその涙ぬぐうため 今日も風を切ってゆく 今、誓って見せるさ この深紅の剣で 世界の悪を断ち切ること 本当は違う 綺麗ごとじゃ務まらない 汚れ役だって必要なこの世界 誰かがやらないといけないなら 笑って受け入れるのがプロだから ああ、こんな姿 キミ

        • star

          馴染めなかったあの子は 今や未来明るいスター その胸に隠した原石磨き 輝きを取り戻した かつての浮かない顔 ずっと覚えている 下を向き背を丸め できるだけ目立たないように そんなキミがいつの間にか 四角い枠の向こうにいる 季節が変わるたび キミは美しくなっていった 瞳には光 唇には微笑み 頬の紅さは薔薇のようで 気づけばキミは手の届かない はるか遠くの場所にいる 認められたことが嬉しいよ 幸せなのが嬉しいよ そして少し寂しいよ …ごめん、今のはウソなんだ 今のキミにはもう

        ベテルギウス

          スズラン

          変わってほしくないものが変わる時 悲しみよりも先に押し寄せるのは 後悔ばかり 永遠なんてあるはずないと 分かっていたつもりなのに その時には気づかない 単調な日々の尊さも あの人の笑顔の儚さも 思い出せば溢れてくる過去を いつからか羨むようになった うずくまっているばかりじゃ 先の未来も見えないから 歩き出すよ どれだけそれが苦しいことでも 加速する時間の中で もう見失わないように ねぇ、覚えているかな あの日渡した手紙のこと ねぇ、覚えていますか あの日私が言ってしまった

          スズラン

          ウィッチ

          あなたが今落としたのはどっちかな 好きなほうを選ばせてあげるよ 今までだって選んできたでしょ? 自信を持って選びなよ どっちも嫌だって? これだから人間はキライなんだ 完成したものを与えられることに慣れすぎたんだね そんな受動的なキミは今から、ロボットに変えてあげようね どうでもいいとか、興味ないとか 汚い台詞は後で吐きなよ 待ってたって何も降ってこないんだよ 使える魔法を捨てたのは、他でもないキミだろう? 戻してくれってそれはないゼ キミがなーにも言わないからだろ? 黙っ

          ウィッチ

          儚い約束

          何が正解か分からない 全てがあやふやな街の中で 自分だけは違うのだと 今日も一人頬を叩いた 沢山の善意と それ以上の嘘に振り回されて 時折揺れる貴方の輪郭 ただ想うことは容易くて ただ動く勇気が欲しいと こんなにも願って止まない その手に触れる度 その頬に触れる度 大切なものはここにあると 見つけているはずなのに 世界の喧騒に恋焦がれて 今日も街へ繰り出した せわしない時の中で 代わる代わる迎え入れ せわしない時の中で 代わる代わる離れて行く この手には何一つ残らない いつ

          儚い約束

          紫色の涙

          裏切られたな またいつもの繰り返し 大袈裟なんだ 貶めようとしてるんだ 浴びせてあげよう 有毒なエキスを もがき苦しむ姿を笑えないのは何故なのか 紫色の涙 赤でも青でもない涙 嬉しがりも悲しがりも出来ないまま 離したあの手は後悔もないはずなのに また一粒堕ちる 紫色の罪 いい気になるな 分かりっこないんだ こんな無様でダサい自分 うんと浴びましょう ゆっくり時間をかけて 嘲笑う相手はいつだっていつだって私だ 紫色の涙 赤でも青でもある涙 どす黒くて中途半端で冴えないまま 振

          紫色の涙

          蒼炎の誓い

          この継ぎ接ぎだらけの身体となった あの日を忘れることはない こぼれた涙 焼ける山肌 曇天に立ち込めた大きな黒煙 薄っすらと目を開けば そこは三年ぶりの世界 一人消えても順風に周っていた 三年前と変わらぬ世界 与えられた二度目の人生 いつか迎える最期を夢見て あなたに誓ったんだ復讐劇を どれだけ辛くとも 抱き続けた灼熱の蒼炎 その先に明るい未来はないと知っていた 季節は巡り あの日感じた痛みは形を変えて 鉛と化して沈み込み ただ流れてゆくだけの涙には 赤い本音が混じり続けた

          蒼炎の誓い

          夕焼け

          私は、夕暮れ時が好きだ 世界がオレンジ色に染まる瞬間 全てのものが同じ色になる瞬間 私は、あの瞬間が好きだ ベランダから夕焼けを見つけて、急いで部屋を出た 一歩外に出ると、そこはいつもと違う世界 すべてが鮮やかに染まり この世のものではないような幻想的な空間が、そこには漂う 人も、犬も、車も、葉っぱも、すべて 全てが神秘に包まれる、そんな奇跡の時間 …… 部屋に帰れば、さっきまでの日常が押し寄せてくる 相変わらず部屋は散らかっているし 終わってない宿題は終わってないままだ

          夕焼け

          天の邪鬼

          時に我らは鬼となる 誰かの叫びを聞き流し ただ悠然と死体を踏みつけ 平凡な毎日を過ごす あの頃願った小さな幸せ そこに落ちているのにさ どうしてそれを蹴飛ばして 過去にすがろうとするのだろう 手に入れれば無いものねだり 飽くことも忘れた哀れな姿 水面に映ったそれは 赤い口を吊り上げた ほら、今日も悲鳴が鳴り響く この地獄と化した邪悪な世界 雷鳴が轟いて それでも今日は晴れだと言う 時が全てを洗い流し ヘイワが訪れたって もう人には戻れないね 私達、天の邪鬼。 少し前に

          天の邪鬼

          自己紹介

          はじめまして、蒼(あお)です。 作詞をしてみたり 詩を書いてみたりしています。 よろしくお願いします。

          自己紹介