映画「私は最悪。」「バズ・ライトイヤー」のこと、SOMPO美術館「プチ・パレ美術館展」のこと、
7月×日
シネマカリテ新宿で「私は最悪。」(ヨアキム・トリアー監督)
うーん、特につまらなくはないけれど、
丁寧に撮られているし色々と工夫もしていて面白い部分もあるけれど、そんなに良いかね、というのが正直な感想。
特に終盤の元恋人とのくだりはだらだらと長い。
「女じゃないとわからない良さがある」と言われたら、ああそうなんですか、と言うしかないけどね。
7月×日
新宿のSOMPO美術館で「プチ・パレ美術館展」
スイスのジュネーブにある美術館のコレクション展。
「印象派からエコール・ド・パリに至るフランス近代絵画の流れ」ということで、詳しいわけではないが割と惹かれるところのあるジャンルなので期待したのだが、良いな、と思える絵が少なかった印象。
名前を知らない画家の絵もたくさんあったが、あ、これちょっと良いな、という絵があって画家の名前を見ると、ヴラマンクだったりユトリロだったりと自分でも名前くらいは聞いたことのある画家で、やはり有名になるにはそれなりに理由があるのだな、と。
名前を聞いたことのなかった画家の中では、アンリ・マンギャンという人の「室内の裸婦」という絵が良かった。
ポストカードがなかったので、代わりに同じ画家の別の絵を。
7月×日
TOHOシネマズ六本木ヒルズで「バズ・ライトイヤー」(アンガス・マクレーン監督)
この映画館は初めて。
もともと六本木という街が好きじゃない。
学生時代はシネヴィヴァン六本木に映画を観に行ったりしたし、社会人になってからは取引先の会社が六本木にあったので月一くらいで来ていた時期もあったが、どうも好きになれなかった。
今回は字幕で早い時間にやっているのがここしかなかったので仕方なく。
でも初めて行く映画館はいつも少しわくわくする。
さて「バズ・ライトイヤー」
「トイストーリー」に思い入れがあるわけじゃないので観る予定ではなかったのだが、割とまともなSFになっている、という話を聞いたので観てみることに。
たしかにそれなりに面白いSF映画で、最後まで楽しんで観ることは出来たのだが・・・。
これはこの映画に限らず、メジャー系の映画によく感じることなのだが、
「たぶん大勢で知恵を出し合って作ったんだろうな」と思わせるそつのなさ。
けっしていびつになったりしない、バランスを欠いたりしない面白さ、をこの映画にも感じて、そういう「面白さ」のつまらなさ、ということをあらためて考えさせられた。
(その映画が子供向けか、大人向けか、ということは関係ない)
あと、主要な登場人物の一人(女性)が女性と結婚して子供を育てる、という設定があって、それがポリコレ的に配慮しすぎ、みたいな批判もあるらしいが、それは全然気にならなかった。
例えば歴史的な物語の中で、その頃その地位に黒人がいるのはちょっとレアケースすぎるんじゃないの? ってところに黒人が配置されていたりすると、それはやりすぎだろ、と思ったりするけれども、未来が舞台なら(この映画は1995年に公開された映画、という設定らしいが)、ああ、未来ではそういう感じなのね、と思うだけで特に気にすることも無いと思うけど。
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