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学生の内に「昼間」に働いてわかったこと

前回の記事をまだ読んでない方は下記のリンクを読んだ上で
こちらを読んでいただくとより面白さが倍増するのではないかと思います。
https://note.mu/u1row_0724/n/n1ea3b56f01f0


僕は以前からお伝えしているように「夜間生」という少し特殊な学生です。
日中は外で働き、夕方から夜にかけて大学で講義を受けるという
少し変わった大学生活を過ごしています。

【昼間はなにをしていたのか?】
・僕は大学1年から3年の7月まで
 広島のローカルのケーブルテレビにお世話になっていた。
 この職場との出会いは、
 僕が「夜間生」を知ったきっかけの高校時代の先輩が
 広島に僕が初めて来て、ご飯を食べている時に
 「広島に来て何かしたいことあるか?」と聞かれた時に
 「マスコミ関係のお仕事にすごく憧れていますね」と僕が言った。

 すると、たまたま大学の同級生でテレビ局で働く
 学生が新規の社員募集しているから紹介してあげると言ってくれたのが
 その職場に出会ったきっかけだった。

 約2年間マスコミという業界で働いてみて
 正直楽しことばかりではなかった。
 今回この記事を書く時に良い部分だけを切り取ろうかなと思ったけど
 僕は「働く」ことの現実を伝えていきたいと思い、
 赤裸々に書くと決めた。



【主な仕事内容】
・僕の職場は所謂「キー局」ではなく、地方の「ケーブル局」だったために
 社員の人数や規模も小さく、1人に割り振られる仕事量が
 結構多かった。
 僕自身も「派遣社員」として働いていたのもあり、
 週4~5(土日はほぼ出勤)の頻度で、一日に7~9時間働いていた。

①取材のカメアシ
┗この仕事が僕の主軸になる仕事だった。
 カメラマンさんのアシスタントして、音響や機材運び、ケーブル捌き、
 カンペだし、タイムキーパー、ゲストアテンドなど
 正直細かな作業をたくさんした。
 取材のクルーの人員数はカメラマンさんと僕の2人で行くことが多く、
 1人の負担がえげつなかった。
 
 特にそれを感じたのは、他局も集う会議やイベントなどの取材の時は
 人員が極端に少ないかつ神経をいつも以上に使うために
 終わった後は疲労困憊だった。
 また、「ケーブル局」という一種のブランドの低さによって、
 一部の局や取材先からは取材拒否されることもあった。
 そこで学んだこととして、会社の規模感やブランドで
 勝負しているしょうもない大人もいるんだなって強く感じた。


②編集作業
┗社内での作業での1つで取材してきた映像を社員の方が
 基本的に編集するが人員不足の場合や仕事量の調整によって
 僕が編集を担当する場面もあった。
 正直前から動画編集をすることにはすごく興味があったために
 実際の現場で編集できるのはとてもやりがいがあった。

 ここで学んだこととして、
 「こだわる力」が必要であることだ。
 正直視聴者からしたら「そこまで細かい部分誰も観てないよ!」って
 ツッコミが入るくらいに
 文字1つ1つ大きさや明るさ、画面全体のバランスなど
 めちゃくちゃ地味な作業が多いけど
 ミス1つが大きな失態に繋がる可能性が十分に秘めている仕事などで
 何度も何度も確認作業が必要な仕事であった。

③EPG(電子番組表)の作成
┗毎週の決まったタスクの1つで、自分が全責任を担っていた仕事の1つ。
「EPG」とは「Electronic Programming Guide(電子番組表)」の略で、
 テレビのdボタンを押すと出る番組表のことです。
 僕は入社してからずっとその担当をしていました。
 毎週毎週の番組の枠の時間を確認し、番組内容を変更し、
 一週間分を社員さんと読み合わせするという
 何とも地味だけど案外体力が消費する仕事をしていました。

 ここで学んだこととして、
 いかに効率性を高めるかの仕組みを作るかを学びました。
 正直一週間の番組表を確認するだけで約1時間半近く当初かかっており
 社員さんによっては2時間かかる人がいました。
 そんなに長時間の作業になる理由の1つに
 仕組み化されていない部分が多かった点が挙げられました。
 そこで自分が担当するようになってからは
 効率性と時間短縮のために読み合わせのタイミングで
 一目で確認できるようなシートを作成したり、
 同じものを何度も確認するのをやめ、1日だけをピックアップし
 コピーしていく仕組みを作ったりと作業効率をアップさせるための
 仕組みややり方に取り組んでみました。
 その結果、早い場合は30分で作業が終わるほど
 時間短縮に繋げるのに成功しました。


 これ以外にも同じ学生派遣社員のスケジュール管理やフライヤーの作成、
 Youtube投稿の動画編集、お知らせページの作成など
 色々な仕事を並行して作業していました。


【「昼間」働いて知ったこと・気づいたこと】
・圧倒的に自分が無知すぎている部分が多い
・社会人基礎力が着く
・年上の方が多い職場なので気を遣うことが多かった
・出勤時間や退勤時間が一定ではなく、
 日によってのばらつきがすごいあった
・体力勝負の仕事も結構ある
・意外に社会人だからといって
 何でも知っているかと思いきや、案外知らないことが多い社員さんもいた


【最後に・・・】
・まだ社会でがっつり働いたことのない学生の方が多いと思うけど
 そんな学生に言えるのは
「社会に一回飛び込むか飛び込まないかの差は結構大きい」ということだ。

 まだ働きたくない、無理して働くなくて自由に生きたいっていう
 気持ちも十分にわかるが、でも社会に飛び込んだこともない小僧が
 口先だけで綺麗事を並べる前にまずは挑戦してみる、
 食らいついてみるのが必要だと思う。
 僕も夜間生じゃなかったら多分そのような感情になっていると思う。
 でも、何度も社会に飛び込んだ結果、
 今自分の働くことや生きることに本気で悩んでいるし、
 もっとより良くしたいという気持ちが芽生えている。
 これは多分早い段階で社会に触れたことで感じた感覚なのかもしれない。

 だから、何にでも言えることだけど「一歩」踏み出すことは大事であり、
 この「一歩」で自分の見えている・知っている世界が
 ガラリと変わる可能性を秘めていることを忘れないでほしい。
 もっともっと面白い世界を僕らの世代で作っていきたい。
 「悩めることが幸せだ」と誰かがいっていた様に。

 乾杯。
 



 

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