頭の良くなりすぎた日本人

日本の労働生産性が下がり続けているという話を皆さんは聞いたことがあるだろうか

OECD(経済の協議をするための国際機構)
の調査結果を見てみると、
日本は驚きの
加盟 38 カ国中 30 位
下から数えたほうが早い。
技術立国日本はもう昔の話。

原因を個人的に思案してみた。
資本主義でこれだけ労働生産性が低いってことは、
働いていない人が多すぎる
ということでは、という。

これは単純に、
若者がニート多すぎるだとか、
働かなくなったわけじゃなくて、
働く必要がない人が増えた
ということではないか、と。

要は、
投資の配当や、
親の資産で生きていける人間、
働かなくても生きていける人間が多すぎる。
生活保護もあったり、
低年収世帯への社会保障は意外と手厚い。

ここから先は個人的見解が多分を占める、
現代の労働者は
誰かのために、とか、
誰々が迷惑するから、とか、
そういう献身的な姿勢はなくなってきたと思える。
未だにボーナス残業をしている人もいるが、
恐らく逆にそういう人たちが一生懸命労働生産性を支えている。
多くの人間はサビ残より自分のことを第一にしている。
下請けが何をしようが、元請けには影響は無いだろうという発想だろう、
いやきっと、間違いではないんだと思う。
だって、一人の人間がどれだけ他人や会社に迷惑をかけようが、
もらえるものをもらえれば良いわけなんだから、
良心なんて体の良い負債なんだな、と。

日本人はずる賢くなってしまった。

生産性なんて上げる必要は無いと、
気づいてしまったんだろうな、と。

それでも私は周りの人間の助けになりながら生きていけるのか、
常に己との葛藤は終わらないものだね。

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