収録日記:2024/01/04

家を出る予定時刻の30分前まであと1曲を決めきれず、結局は前もって準備していたものにした。
特に今かける必然性は薄いが、急いで雑な代替案で埋めるよりかはずっと良いだろう。

ササっと原稿も書いて、自転車に乗る。
風が強く、気をつけていても二度も帽子を飛ばされる。

局は活気があり、同時に和やかだ。
この大人たちが本気になって取り組む文化祭的なノリが好き。

一人での収録もさすがに慣れたし、自分の番組は喋りをできるだけ少なくするよう心がけているので ("Less talk, more music" という、DJの標語みたいなものですね)、曲の頭出しなど操作ミスがなければ円滑に終了。

この2024年、番組をどう広めるかの一環で、アーカイヴをどう作るか、プレイリスト等をどう見せるか、入口となるきっかけは複数持っていたほうがいいのか。
現場で経験を積んできた事務局の人と相談させてもらう。

「渋谷のラジオ」は、現状としてタイムフリーのような機能は搭載していない。
そこで、トーク番組であればこのnote上で基本的に全番組を音声付きでアーカイヴしている。

しかし自分の番組はほぼ6~7割が楽曲。
ご存知の通り、noteやポッドキャストなどでは音楽は含められない(正確に言うと使用料を賄うのが現実的でないため省かざるを得ない)。
さらに、喋りも曲の簡潔な紹介というか導入が主なので、肝心の曲がないとほとんど意味を成さない。
具のない味噌汁か、いや料理の載っていないお皿か、例えは何でもいいけれど、とにかくよく分からない謎音声になってしまう。

さてどうするか。

ストリーミング上でラジオ番組風に再現できるサーヴィスをいよいよ利用させてもらうか。
あるいは曲目だけは残すべく、プレイリストをストリーミング上で作って、リンクを貼るか(一時期そうしていた)。
それとも、いっそのこと「アフタートーク」的に喋りだけを別で録って、本編に興味を持ってもらう呼び水としてポッドキャスト配信するか(こちらも短い期間でradiotalkアプリから作っていたが、10回ほどで頓挫した)。
一応、毎週継続しているnote上での記録をもう少し作り込み、「喋りの書き起こし+楽曲のYouTubeリンク」で紙上ラジオのように見せることで番組を再現させるか。

ちなみにYouTubeでのアーカイヴ化も技術的には可能でも、手間がかかりすぎて見合わないらしい。
しっかり宣伝・広報しないと全く反応ないのは他のメディアと同じだと聞くし、映像にまで手を出すとなると当たり前だが別の準備も要請される。

詰まるところ、ここでも時間と予算の配分という問題になるが(起きている時間って基本的に全てそれ)、無償でどこまでできるかには自ずと限界もあり、無理ない範囲でないと放送を継続することすら難儀になってくる。
それこそ本末転倒か。

本編に磨きをかけないと聴いてすらもらえない、どころか興味すら持ってもらえないだろう。
ただでさえ知名度が皆無の、ただの音楽好き一般人が作った番組が手を抜いていたとしたら、それに付き合うほど時間が余っている人は極めて稀だろう。
しかし同時に、ちゃんと広める努力もしないと、聞いてもらう以前に、知ってもらうきっかけすら持ってもらえない。
両輪を回す必要がある。

何か新しく工夫をしないと、何も変わらない。
思いついたものは全て試せばいいのか。
そのための作業時間は創出するしかない。
最後は人づての口コミがものを言うのでは、とも思うけど、今年は知られるための努力をもう少ししてみても面白いかも。
名前を売る。
自分の場合はもっと図々しくならないとな。

また長くなってしまい恐縮です。
要するに寂しいんだよね、自分も。
だからその分、話が長くなる。

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