見出し画像

GIGAスクールについて中二の娘に聞いてみた

「GIGAスクール」とGoogleで検索すると、ギリギリ1ページ目に自分のnoteが出てきてびっくりしました。昨日、とある教育委員会の方にお会いしたら「GIGAスクールの手書き絵の方ですよね」とも。

GIGAスクールの話は需要ありそうなので、別角度でまた書いてみます。

子供はどう思うのか?

GIGAスクールについて上記の「1枚にまとめてみた」で学習者中心と書きました。なので一番大事にしないといけないのは子供の意見なのかな、と。(「先生だって保護者だって全員学習者になるんだ」とも言いますが)
子供の意見については、野本さん「一人1台環境で1年以上学んだ児童生徒170名に実態を聞いてみた」というのをやって公開してくれています。うーん、とってもステキ。

自分には170名も児童生徒の友達がいない(と言うより大人の友達もほとんどいない)ので、「広く聞いてみた」は難しい。であれば「深く聞いてみた」で行くしかないか。ということで、多感な中二(厨二)の娘に、GIGAスクール的なことを聞いてみました。
ちなみに娘のスペックはこんな感じ。GIGAスクール構想について軽くレクチャしたうえでヒアリング開始。

・中学2年生の14歳
・iPadは幼児のころから家で使っている
・小1から見守りケータイ、小4からガラケー、スマホは中1から
・家族共用のパソコンをたまに使っている
・TVよりもYoutubeやプライムビデオ派、でもラジオ好き

学習者一人1台は必要か?

[父] 学校で一人1台のパソコンとかって必要?
[娘] うーーん。それよりも優先すべきことあるんじゃないの?
[父] 例えば?
[娘] エアコンが欲しい。あとトイレも綺麗にして欲しい。
[父] なるほど。
[娘] 今の授業で満足しているんだよね。良い感じなんだよ。
[父] へぇー。それは先生たちがすごいんだね。
[娘] うん、そうなんじゃない(自慢げ)
[父] でも今回は、学校がお金の負担しなくて配られるだよ。
[娘] うーん、まあ欲しいけど。でもまずは先生にあげて欲しい。
[父] 先生は持っていないんだ。
[娘] うん。先生は自分でiPadとか買って持ち込んでるよ。
[父] なるほど。それは可哀そうかも。
[娘] でもみんな喜ぶと思うよ。私もあったら喜ぶ。
[父] お、喜ぶんだ(noteを書きやすい流れになってきたぞ)
[娘] 新しいことはみんな好きだから。新しい方法の授業は楽しむと思う。
[父] なるほど。
[娘] でも楽しいのは最初だけで、しばらくしたら飽きちゃうかもね。
[父] そうかー。
[娘] あと壊しそう。そういうのって大丈夫なのかね。
[父] うーん、確かに心配になるかもね。

パソコン?タブレット?それともスマホ?

[父] ちなみにパソコンとタブレットってどっちが良いの?
[娘] どっちかって言われると微妙。どっちもどっち。
[父] それぞれ良さも悪さもってこと?ちなみにパソコンの良いところは?
[娘] ワードとかパワポできるでしょ。色々作るのはiPadだと大変だよ。
※娘にとってタブレット=iPad。タブレットPCはパソコン扱い。
[父] iPadでもできるじゃん。
[娘] いや、画面のキーボードは使いづらいし。キーボード欲しい。
[父] なるほど。
[娘] でもiPadも良いよね。軽いし持ち運びやすい。カメラもね。
[父] 軽いならスマホでどう?iPadの代わり。
[娘] うーん、画面ちっちゃいからな。授業とかで使えるか分かんない。
[父] でも学校で使っちゃダメだよね。今も登校後にロッカー預けだし。
[娘] ダイサンシャイインカイで授業のスマホ使うか話してるらしいよ。
[父] 第三者委員会?三者協議会じゃないの?
※先生・保護者・生徒の三者で学校のルールを話し合う場がある
[娘] そう、それ。なんか検討中なんだって。
[父] ふーん。使えるようになると良いね。
[娘] まあね(あまり期待していない感じ)

一人1台あったらどんな風に使う?

[父] 一人1台あったらどんな風に使うと思う?
[娘] うーーーーん(結構悩む)。調べ学習とか?
[父] なるほど。
[娘] でもそれだったら一人1台はいらないかな。そんなに台数いらない。
[父] 例えば授業の内容を検索したりとか。調べたりしたくない?
[娘] うーん、あんまそういうときはないかも。でも電子辞書使っているよ。
[父] 電子辞書?
[娘] 分かんない言葉とか。漢字忘れちゃった、英単語忘れちゃった、とか。
[父] へー、電子辞書は授業中に使って良いんだ。
[娘] むしろガンガン使おうねって感じ。あると便利だよ。
[父] 他にどんな風に使うと思う?
[娘] あんま想像つかないなぁ。アプリを使った授業とかもあったけど。
[父] どんなアプリ?
[娘] なんかゲームっぽくみんなで話しながら解決するやつ。
[父] へぇー。
[娘] でも2回やっただけ。一人1台だと学習するアプリとか増えるのかも。
[父] そうかもね。
[娘] うーん、あんま想像つかない。既に入っている学校の生徒に聞いたら?
[父] それは既にやっている人がいるよ(すごいよノモトさん
[娘] それあるなら聞かなくて良いじゃん。
[父] まあそう言わないで。これ結構面白いよ。読んでみる?
[娘] いや、いいです。そういうの専門じゃないので(キッパリ)。
[父] あ、そう...。
[娘] でも、そもそも先生が使いこなせないんじゃないの?
[父] そうなの?なんかそういう気配がある?
[娘] 小学校のときの先生は「電子黒板使いこなせねー」って言っていた。
[父] (うっ、痛いトコ突いてきやがる)な、なるほど。
[娘] なんか私、否定的な感じだね。記事にならなそうだけど大丈夫?
[父] まあ良いんだよ、生の声聞きたいだけだから。
[娘] ふーん。なら良いけど。

まとめ

ということで、上記のまとめとしてタイトル画像です。
娘に頼み込んでネコ(妻の実家にいる三毛猫がモデル)のイラスト書いてもらいました。

画像1

<追伸>
イラストを頼んだところ「子供が書いたってことでアクセス増やす狙いでしょ(蔑んだ目)。そういえば子供にYoutuberさせてる親いたよねー(蔑んだ目)」と。「......君のような勘の良いガキは嫌いだよ」

ちなみにヒアリングに付き合ってもらい、絵も描いてくれたので「タダ働きは良くないので報酬は何が良い?」って聞いたところ

「自分専用のパソコンが欲しいかな」

とのこと。なんだよ、一人1台欲しいんじゃないか!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?