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【AIに聞いてみた】校務がクラウド化すると先生は大変になっちゃうの?

お久しぶりです。
ずっと休んでしまっているnoteですが、最近リアルで人に会えるようになり「note読んでいます!楽しみにしています!」と言われる機会が増えました。
デジタル庁で兼業するようになって、なんとなく書き辛い感じもあって休みがちでした。が、元々個人で勝手に書いていたものなので、あんまり色々考えずにやろうかな、と思い直しました。

ということで、こっから数か月は週1本程度、ちょこちょこと書いてみたいと思います。推しの子も週刊4本やって1回休みなので、月4本ぐらい書こうかしら。

成績データ管理にクラウド活用へ 教員宅で処理、業務効率化でプチ炎上?

復帰第1回は、学校教育のシステムアーキテクチャについて、様々な政府発表をつなぎ合わせて描き切ることにしようと思っていたのですが、どうも先週の文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」がSNS界隈でプチ炎上気味なので、それを取り上げてみたいと思います。

プチ炎上している理由は以下の記事みたいですね。

特に発火点となったのは以下のあたりのようです。

職員室のパソコン以外に教員の自宅からアクセスしてデータ処理ができれば業務効率化につながるとする。

共同通信「成績データ管理にクラウド活用へ 教員宅で処理、業務効率化」より

SNS上では

・世界で最も忙しい日本の先生にさらに自宅で残業させる気か?正気か?
・クラウドで家残業なら勤務時間減って働き方改革ね。分かります。

などなど。
うーん、本当にそうなのかしら。妻も教員ですが、そもそも今でも持ち帰り仕事しているし、むしろ「学校でしかできないことがあって困る」と言っていたりしています。
本来は「学校でしかできない」が問題ではなく、持ち帰り仕事があることが問題ではあるのですが、、、一方で学校でしかできない場合については、時間制約もあって困っているのも実態。

こういうときは、記事を鵜呑みにせず、、、

炎上見つけたら一次情報に戻れ、の鉄則

そうなんです。記事を通じた炎上を見つけたら、記事を鵜呑みにせずに1次情報を辿るのが鋼の則です。

半年ぐらい前に書いたこれも(思えばこれも校務のこと)

noteやり始めて初めてそれなりにバズったこれも

記事発でSNSが炎上していたところ、記事のミスリードを1次情報を確認して詳らかにすることで、かなり読まれる記事になった経験。

いや、まて。それだと自分の3番煎じにならないか。
今回はあえて一次情報を見ることなく、記事がミスリードなのかを検証したいと思います。

そう、みんな大好きChatGPTに聞いてみます!

まずはChatGPTに「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」を理解してもらう

とは言いつつ、ChatGPTは2021年9月までの情報しか知らない子です。

GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議って、第1回が2021年12月なんですよね。最初から企画が積んだ…。
でも諦めない。教えれば学ぶ子のはず。

大丈夫っぽい。まずは議事録を頑張って読み込んでもらう。
が、、、文字数オーバーでNGに。

またしても積んだ…。それでも諦めない!
短く切り貼りして覚えてもらう。そうすると、例えば第10回の議事録を読んで要約してくれるようになった。

「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議(第10回)」は、文部科学省が主催する、校務の情報化について専門家が議論する会議です。
今回の会議では、学校現場でのIT機器の適切な管理や、クラウドサービスの活用方法、教員のITスキルの向上などについて話し合われました。
議論の中で、IT機器の適切な管理については、セキュリティ対策や情報漏洩の防止について考慮する必要があるとの意見が出されました。
また、クラウドサービスの活用については、学校ごとに専用のシステムを作るのではなく、民間企業が提供するサービスをうまく活用することが望ましいという意見が出されました。
さらに、教員のITスキル向上については、研修やアドバイザーの派遣などによって支援する必要があるとの意見が出されました。
最後に、議論を踏まえて、次回の会議で最終まとめの取りまとめが行われることが発表されました。
以上が、「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議(第10回)」の議事録の要約です。

なかなか良い感じ。分かってきたな。
ほかにも諸々読み込ませて学習してもらい、記事がミスリードかどうかを聞いてみます。

果たして校務をクラウド化すると先生は大変になるのか?

以下、AIとの質疑です。

【質問】
校務支援システムのクラウド化によって、自宅でも業務ができるようになることで、先生の働き方が悪化するという指摘もあります。これは正しいのでしょうか。

校務支援システムのクラウド化によって、自宅でも業務ができるようになることで、先生の働き方が悪化する可能性はありますが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、校務支援システムのクラウド化によって、紙で行っていた書類の作成や保管、印刷、配布などが減り、作業時間が短縮され、業務の効率化が図られる場合もあります。また、教師が自宅で業務をすることで、通勤時間や待ち時間を有効活用することができ、働き方改革にもつながる可能性があります。
ただし、一方で、自宅でも業務ができるようになったことで、プライベートと仕事の境界が曖昧になり、ストレスや健康問題の原因になることも考えられます。
したがって、校務支援システムのクラウド化によって、先生の働き方が悪化するかどうかは、システムの導入方法や業務内容によって異なるため、事前に適切な環境整備や労働時間管理などを行うことが重要です。

【質問】
このあたり、GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議では、どのように話されていますか。懸念点などは話されているのでしょうか。

「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」においては、先生方の働き方改革に関する議論が行われています。
具体的には、以下のような懸念点が話し合われています。
・システムの使い方を知らない先生が多いことによる、適切な利用や管理ができない可能性
・システムの故障や停止が発生した場合に、どのように対応するかの体制が不十分である可能性
・プライバシーや情報セキュリティの問題に対する対策が不十分である可能性
このような懸念点を踏まえ、システムの適切な導入方法や管理方法、先生の負担を軽減するための支援策などが議論されました。

むぅ、なんかちょっと違うこと言い始めている気もする。

【質問】
逆に、校務支援システムがクラウド化することで、先生の業務が楽になる面はあるのでしょうか。GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議ではどのように言われていますか。

「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」では、校務支援システムのクラウド化によって、先生方の業務が効率化される可能性があるという意見があります。
具体的には、以下のようなメリットが話し合われています。
・教材や教案の作成や共有が簡単になることにより、教育の質の向上が期待できる。
・生徒の学習状況や成績管理が容易になり、生徒一人ひとりに合わせた教育が実現しやすくなる。
・校務にかかる時間や手間が削減されるため、先生が授業や生徒指導に注力できるようになる。
ただし、先述したように、システムの運用や管理に対する適切な対策が必要であるということも指摘されています。先生方の負担軽減や教育の質の向上を実現するためには、システムの利用方法や導入時のトレーニング、セキュリティ対策の徹底などが必要不可欠とされています。

【質問】
GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議の最終まとめを踏まえ「 クラウド化によって自宅で成績処理等の業務ができ、業務効率化に繋がる」という記事があり、SNSでは「世界一忙しい日本の先生にさらに残業させる気か」などの批判があるようです。 そういった批判は「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」の内容を読んでみると正しいのでしょうか。

「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」では、校務支援システムのクラウド化によって、先生方の業務が効率化される可能性があるという意見があります。そのため、クラウド化によって先生方の業務負担が増えるという批判は、会議で話し合われた内容には当てはまりません。
ただし、クラウド化に伴う新しい業務や運用に対して、適切な対策やサポートが必要であるということが指摘されています。先生方がシステムを利用する上での負担軽減や、教育の質の向上を実現するためには、システムの利用方法や導入時のトレーニング、セキュリティ対策の徹底などが必要不可欠とされています。
したがって、批判は完全に誤ったものではないかもしれませんが、会議で話し合われた内容を正しく理解し、システムの適切な運用や管理を行うことで、先生方の負担を軽減しつつ教育の質の向上につなげることが重要であるとされています。

結論:クラウド化で大変になるはズレあり、でも会議で話し合われた内容を正しく理解しないとダメ=やっぱり1次情報を見てみる

ぐぬぅ。結局は1次情報を読もう、という結論になりました。
しかも、AIに学習させる時間がかかり過ぎたのので、それがあれば原文調査も十分にできた…。

結局、1次情報を読んでみました。例えば前回(第10回)の議事録を読むと、各委員の意見としては

できれば、ワークライフバランスはすごく重要ですが、自宅とか出張先での校務処理というのを前面に出すのは、先生たちにずっと24時間働きなさいというメッセージを送っているような状態になってしまうので、削除していただきたいなというのが感想になります。

これは先生たちをしんどくさせようと思ってやっていることではなくて、むしろ楽にと言ったらちょっと語弊がありますけど、適切な範囲で労働しやすくなっていただくためにやっていることですので

今はまだネットワークも分離されていて、端末も違う端末をやらなきゃいけないみたいなことがあったりするので、やたらと結局、先生たちが残業して、職員室にいなければならない時間が増え、みんないるものだからなかなか帰りにくいみたいなことが生じてしまっているわけで、その辺を何とかしたいというのが一番のところでございます。
ですから、校務DXというのは働き方改革と背中合わせとして

私たちがこの今回最終まとめを出す際に、一番大事にしたいのは先生方の気持ちでございます。先生たちが働きやすくなる、子供たちのために全力を尽くすことがしやすくなるためにこれをやりたいと思っています。そういう観点では、そのためにいろいろ実現しようと思っているのに、やたらと細かいレギュレーションを作ってしまって現場を苦しめたりしてしまうということが今まで繰り返されているので、この辺りをもうちょっと自由にし、そして今風のと言ったらいいでしょうか、民間等であるいは社会や家庭で普通に使われているクラウドシステムをもっと学校でうまく使えるようにすることで、先生たちが働きやすくなるという、これを実現したいと考えております

むしろ先生の働き方改革をどれだけやろうとしているか、を腐心しているかが伺えます。また、提示された最終まとめ案の資料においても

「GIGAスクール構想の下での校務DXについて (最終まとめ)【案】」より

と書かれていて

  • そもそも職員室でしか校務処理ができない状況では、二度手間になったり必要なときに業務もできずに困っている

  • 教職員によるUSBメモリでの校外持ち出しでの情報漏洩リスク

  • 持ち帰り仕事も実態が確認できず、長時間労働の抑止につながる健康管理・勤務時間管理ができない

となっています。
自宅で働かせ放題というより、むしろ今の持ち帰り仕事をしていることのほうが勤務管理できていないじゃないか、と。
それは妻を見ていても本当にそうだな、と感じます。

結局のところ、今のシステムが先生の働き方の自由度を下げているのが実態で、その自由度を高めるためのクラウド活用、ということなんだと理解しました。
また、本来のクラウド・デジタルの活用って場所の自由度を高めるだけじゃなく、情報の共有化や無用な手続きの簡素化なども行われるはず。
データの利活用もしやすくなるので、単純作業の自動化も進むはずです。
その分セキュリティを考慮して、というのが最終まとめにあるゼロトラストの話なのだと思っています。

先生の働き方はどうすれば改善するのか。懲りずにAIに聞いてみる。

では、SNSで問題になっている先生の働き方改革ってどうすれば実現できるのか、改めてChatGPTに聞いてみました。

【質問】
日本の先生は世界一忙しいと言われています。 どうすれば先生の働き方改革を進めて、先生が楽しく働けるようになるのでしょうか?

日本の先生が世界一忙しいと言われる理由には、授業の準備・実施、生徒や保護者とのやり取り、行事の企画・実施、試験の作成・採点、書類作成など、多岐にわたる業務があることが挙げられます。また、先生方は長時間労働やストレスによる健康リスクにも直面しています。こうした問題を解決するためには、以下のような対策が考えられます。

1. 教員が抱えるタスクの見直し
先生方が抱える多くの業務は、生徒たちに直接教育を提供するものではありません。そのため、先生方が負担を減らすために、業務の見直しを行い、必要のない作業を減らすことが必要です。また、ICTを活用して業務の自動化や共有化を進めることも有効です。

2. 生徒や保護者とのコミュニケーションの見直し
生徒や保護者とのやり取りが多く、ストレスの原因となっていることがあるため、コミュニケーションの見直しが必要です。たとえば、保護者への報告書の減少や、メールやSNSなどのITツールを活用してやり取りを行うことで、ストレスを軽減することができます。

3. 共同作業の導入
先生方が担当する業務を、複数の先生で共同して行うことで、負担を分担することができます。例えば、授業の準備や評価などを共同で行うことができます。

4. 新しい技術や教育方法の導入
新しい技術や教育方法を導入することで、先生たちはより効率的な授業を実現することができます。例えば、オンライン授業の導入や教育支援ツールの活用、教材のデジタル化などが考えられます。これにより、先生たちは授業の準備や評価作業の効率化が図られ、余裕を持って業務に取り組むことができます。

以上のような取り組みを行うことで、先生方がより快適に働くことができるようになります。

なるほど。
言うは易く行うが難しですが、やはりそもそも先生の本来業務とは言えないものを業務から外していくことが一番ってことですね。
そしてICTの利用や新しい技術も有効とあります。ここは今回の「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」の最終まとめとも合致する部分。
ここを如何に先生方のためのものに、結果として子どもたちのためのものにできるのか、は我々の命題でもあります。

終わりに

ブランクあったことと、夜遅くに2時間ぐらいで一気に書いたので、今回は無駄に長くてちょっとイマイチかも…。まあ、半分ぐらいはChatGPTの文章ではありますが、、

次回は1週間以内に、冒頭で記載した様々な政府発表(今回の校務DXの話も含めて)を踏まえて、学校教育のシステムアーキテクチャを描いてみることにチャレンジしてみたいと思います。

ではまたー。

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