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日記_001_文字数ノルマを廃止します

あんぽんぺいん。小伏史央です。
突然ですがnoteで日記を始めることにしました。ただし日記といっても毎日書くわけではありません。(1) 書きたいことがあり、(2) 書けるだけの時間的/精神的余裕があり、(3) 書いても差し支えないと判断できる。という条件をすべて満たしたときに書いたノンフィクション記事という意味で「日記」としています。自分で書いてて意味わからんですが、要するにブログのことですね(※)。
日記を書いた翌日にまた新たな日記を書くかもしれませんし、1か月間隔になるかもしれませんし、3年後になるかもしれません。日記と銘打ちながらもタイトルに日付ではなくナンバリング(001)を付けているのはそういった理由です。
※だったら「ブログ」でいいじゃないか、とも思われるかもしれませんが、「ブログ」だと若干「日記」よりも意味的な許容範囲が広く、既にnoteに掲載している「月間まとめ」や「コラム」の範囲を侵食しかねないと思われたため「日記」という語を選びました。

なお日記といっても、小伏のリアル(=「ネット」の対義語としてのリアル。もう死語かもしれませんが)に関する話題は基本的に書かないと思います。絶対に書かないというわけではないですが、基本的にここで取り扱う話題は「小伏史央」というペンネームならびにハンドルネームのもとで行う活動に限定します。
そのため必然的に執筆状況や創作物の話題ばかりになると思います。

前置きが長くなりましたが、今回の話題は「文字数ノルマを廃止します」です。

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この画像は今年6月の月間まとめ記事に掲載した、月間執筆量と執筆日数を示した画像です。小伏は3年ほど前からGoogleスプレッドシートを利用して自分の執筆量と作品タイトルを記録するようにしています。それは自分が何をいつ書いたのか把握するためという目的もありましたが、主な目的は自身の文字数ノルマの達成状況を可視化することにありました。
文字数ノルマというのは、文字通り一定期間あたりの執筆量に必要最低量を設けることを差します。今年の場合、目標とする年間執筆量を30万文字とし、1日あたり1,000文字、月間あたり3万文字という文字数ノルマを課していました。年間のうちおよそ2か月間は書かなくてもよいという計算です。

なぜこのような文字数ノルマや年間執筆量を設定していたかというと、「質より量」という考えを前提としていたからです。小伏はこれまで「質より量」を前提とする時期と「量より質」を前提とする時期とを何度か入れ替えてきたのですが、ここ数年はずっと「質より量」という考えで執筆していました。
多忙により全然執筆に時間を使えない時期が続いていたので、そんな日々だとしても15~30分だけでもいいから毎日原稿に向かう。短い時間で、とにかくたくさん書いてたくさん完成させる。そんな習慣を維持するために必要だと考えたのが文字数ノルマでした。

おかげでここ数年、ある程度は即興掌編を量産できましたし、少なくともまったく小説を書かなくなるという事態は免れました。
ただし数年これを続けてみて、限界がやってきました。今年の文字数ノルマは年間約2か月は書かなくてよいという話をしましたが、7月14日現在の時点で、1,000文字以上書かなかった日数は既に154日にのぼります。去年も似たようなものでした。
それでも書き続けられるような工夫は何度か施してきましたが、既に文字数ノルマは形骸化してしまった。目標とする年間執筆量に達しないことをわかっていながら、それでも1日1,000文字というノルマを気にする日々。
それでもある程度、即興小説を書くことは習慣化づいてくれたのですが、それがまた問題でした。
上記のような「質より量」というスタンスの執筆を続けてきた結果、量は満足いくほど達成できていないくせに、質はすっかり落ちてしまった。

質、というと語弊があるかもしれませんが、作品の完成度という意味での質は自覚としては上がっています(あるいは維持できています)。しかし作品自体の面白さや、言語化しにくい作品のパワーといった意味での質が、明らかに落ちてしまった。そして読者にとって大事なのは、たいていの場合完成度よりも面白さです。

詳細は後日別の日記で書きますが、最近、そう気づく出来事がありました。即興ばかり書いて、あるいは即興でない作品であっても文字数ノルマを意識し続けたことで、"本文を書き起こす以前"の執筆作業が明らかに疎かになってしまった。構想を練り切れていないまま本文に入るのが習慣になってしまった。おそらくはそういった理由から、小伏が書く小説の面白さは欠けて行ってしまった。

この状態を打破するために、文字数ノルマを廃止します。
そして成果ノルマを導入します。

というところで、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
続きは翌日~3年後の間に更新予定です。



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