IVRy入社エントリ - 縁は大切にしておく

人と人とのつながりには実は人間のいわゆる個人的な意志や希望を越えた
一つの深い縁の力が働いているのである。

「道をひらく」(松下幸之助)

こんにちは。
2022年7月からエンジニアとして正式にジョインしました。IVRyの町田です。
IVRyでは電話の自動応答機能の開発や、通話関連情報を活用したデータ分析・開発を担当しています。
正式なジョインは今となりましたが、IVRy自体には立ち上げから関わってきました。今回は入社エントリとして、私の入社までの経緯を綴りました。

入社までの道のり

平成27年(社長と知り合う)

そもそも、社長の奥西とはリクルート同期入社・関西採用・同会社配属・同年退社という繋がりがありました。ただ、在籍中に仕事は一緒にしてないです。

入社前の話ですが、内定者懇親会のために泊まったホテルのエレベーターで最初に見た同期が奥西でした。確か懇親会に来るような見た目じゃなかったのですが、自分も普通の会社に入る気はなかったので「変な人がいて安心した」と当時の日記には記されています。

もう少し自己紹介をすると、私は大学院で言語処理(いまでいうAI)を学んだ後、リクルートに入社しました。リクルートでは言語処理の知識を活かしつつディレクターとしてWebやアプリの運用・改善・開発を経験させてもらいました。その後はAIベンチャーでNLPエンジニアとして開発の経験を積み、エンジニアリングマネージャーとして組織マネジメントも行いました。

手伝い始めたのは、ちょうど2社目に移るくらいのタイミングです。声かけてくれたし、まぁ縁は大切にしとこう、くらいの理由でした。

令和元年(IVRyができる)

社長の奥西曰く、

新規事業が成功する確率は、良くて10%ほど

https://entrenet.jp/magazine/27977/

ということで、IVRy以外にもたくさんのサービスを作ってきました。そのうちのいくつかは自分も手伝いました。
副業検索サービスを作ったり、世界中のサッカー選手の情報を集約するようなこともやったりしました。(本田圭佑と同姓同名の選手がいる、という知識を得たりしました。)

その流れで作ったサービスの1つがIVRyで、主に電話自動応答部分の開発を担当しました。たまたまですが、これまで開発してきた色々なサービスのアーキテクチャ・処理機構の仕組みがうまくはまり、自分の知識がうまく取り込まれたものとなりました。

令和2年5月(伸びる)

転機は2020年5月6日です。
定時モニタリングがいきなり数百件のアクセスを叩き出しました。1日50件の通話があったら喜んでいた時代ですから、絶対に障害だと思って焦りました。が、調査してみると障害ではなく、単に通常利用の電話が大量に鳴ったためということがわかりました。
コロナワクチンの一般予約が始まったのです。(令和2年ワクチン騒動)

令和2年ワクチン騒動の着電数(https://ivry.jp/seminar/seminar_20210708_report/)


オンライン予約システムはすぐに構築できないこと、高齢者は電話での予約が一般的であること、そういったことが重なり、日本中の人が病院へ電話をかけました。電話が鳴りすぎて回線が耐えられずNTTでも障害が出たほどです。
自分は電話は嫌いです。それでも日本社会において、まだまだ電話が現役で、多くの人にとって生活になくてはならないものであることに気づかされました。
この頃すでにクリニック様での導入が始まっていたIVRyは、ものすごい量のワクチン関連通話をさばきました。別に予約システムを作っていたわけではありません。予約自体はすぐに埋まってしまうので、対応内容の殆どは次のような自動応答でした。
「今回のワクチン予約は終了しました。次回予約はXX日からです。」
この短い自動応答を流すだけで、病院は1日数百件にも登る同じ内容の問い合わせ電話から開放され、ワクチン接種・診察に集中できます。
よくあるものは自動化する。
すごくシンプルですが、IVRyによってそれが実現できていると感じました。
(大体このあたりで入社しようかなと思い始めましたが、結局1年くらいかかりました。)

令和3年(入社する)

あれから約1年ほど経ち、ますますたくさんの業界・クライアントでIVRyは使われており、開発もすごいスピードで進んでいます。ソフトウェアエンジニア・AIエンジニアとして、非常にやりがいがあるフェーズにあると思います。
これからはソフトウェアエンジニアとして電話機能の拡充・安定化に取り組みつつ、AIエンジニアとしてサービス内に貯まるテキストデータ・音声データを使った先進的な機能をたくさんリリースしていきたいと思っています。
特に、AIエンジニアとして早い段階から関わることで、どういうデータをどういう形で取るべきか、という根本的な部分から設計できることは非常に有意義で面白さを感じています。

これから

私は「縁は大切にしとく」という松下幸之助マインドで手伝いはじめましたが、この考え方はIVRyメンバーの人柄を表しているかもしれません。今、急速に社員が増えているIVRyですが、過去に一緒に働いていた・縁があった、というリファラルでジョインしてくれるメンバーが非常に多いです。
これはつまり、お互いに一緒に働いてみたいと思わせるような、そういう人たちが集まっていることなのかなと思っています。
会社のカルチャーについては他の方のエントリを御覧ください。
あと「縁」は会社のカラーの「緑」に似てる。

これからが一番おもしろいところだと思います。
興味を持っていただいた方は、一度話を聞いてみませんか。
是非、採用情報を御覧ください。お待ちしています。



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