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身長143cmは、夜行バスでひざを抱える。

このご時世、
長距離移動もめっきりへりました。
めっきりって数年ぶりに使いました。

新幹線の特急料金がなにかも
わからなかった学生時代。
高速バスは今も昔も味方だった。
特に夜行バスの、寝て起きたら目的地!
これはタイムワープ。
安くて早くてタイムワープ、
それが夜行バス。

ただ、夜行バスはせまい、とみんなは言う。

そんなことはないと143cmは言う。

いち、靴を脱ぎます
に、 ちゃんと足をふきます
さん、座席の上で体育座りをします

はい、おやすみ三秒。

足を伸ばして寝ると血液が足先に流れて
足がしびれてくる。
椅子の上に足をもちあげて寝れば
いつも布団内で丸まってるのと同じ。

でも、あるとき気づいた。
「あれ、だれもやってない・・」
座面がせまいんだ、と友人に諭されました。
やってないんじゃない、やれないんだ。

あれ、これ自慢できるんじゃない?
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上位ねらえるんじゃない?
「私、夜行バスで広々なんだよ!」
ってドヤ顔じゃない?

実際にドヤってみた。

「いいな~。
 わたし足長くてできない」

違う意味でひざを抱えた涙の夜行バス。
身長143cmは明日もがんばります。

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