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身長143cmは、クッションなしで運転しない。

車の運転シートにはクッション性がある。
もちろんだ。

車の運転時には持参のクッションを持ちこむ。 

もちろんだ。

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人間の身長と足の長さは比例する。
だいたいは。

つまり運転シートに座ったとき、
わたしの足先をブレーキに伸ばすと
身体がずり落ちて前が見えなくなるという
怪奇現象がおこる。摩訶不思議。

安全運転のためには、
シートを前に寄せて背もたれを直角にし、
ハンドルを下げる(ことができる車があるのだ)。

そして最終兵器クッション。
おしりの下に敷いて、
モフモフ微調整しながら視界とブレーキを確保。

最初は笑っていた友人も、
クッションなしのわたしの運転に出会えば
クッション信者に早変わり。

「わたし運転するね」
「クッション積んだ?」
「あ、ないわ」
「とってくる!!!!」

野球少年のように必死に走る友。

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友よ。
技術革新が進めば運転シートとブレーキ位置が
もっとフリーダムになるはずだ。

友の背中に自動車業界の未来を夢見る日々。

身長143cmは明日もがんばります。

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