身長143cmは、隠れて泣くのが上手い。
大人になっても泣いている。
大人は涙を隠すのが上手い。
低身長の大人はもっと上手い。
身長143cmのいいところは
下を向けば誰にも涙を見られないことだ。
私の目線より低いところに顔があるのは小学生以下か動物くらいである。
会社で新提案を叩き潰されるとか
友がみな我より幸せに見えるとか。
真剣に働いてるから真剣に泣いている。
涙を見られるのはかっこ悪い。
本当はスマートに穏やかに
現実を受け流せる大人に見られたい。
でも心震えないくらい麻痺したくもないピーターパンな自分もいる。
児童文学作家ケストナーが言っていた。
小さい子どもが泣いていたからって、
それが大人の悲しみより深くないなんてことはない。
泣き顔を見られるとみんな励ましてくる。
「そんなの誰にでもあるよ」「世の中にはもっと辛いこともあるんだから」
でもわたしは悲しいんだ。
これはわたしの悲しみだ。
泣き顔を見られないように
自分の悲しみを大事にできるように
小さく生まれたのかもしれないね。
身長143cm は明日もがんばります。
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