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久留米大学附設中学校の2024年度国語入試|本の紹介

久留米大学附設中学校の2024年度国語入試で使用された本と
著者、他の作品を紹介します!



黒柳 徹子「続 窓ぎわのトットちゃん」

講談社 (2023/10/3)

内容紹介

国民的ベストセラー、42年ぶり、待望の続編!
国内で800万部、全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』。
世界中で愛されている、あのトットちゃんが帰ってくる!
泣いたり、笑ったり……トットの青春記。

【本書の内容】
・東京大空襲の数日後、青森を目指して、ひとり夜行列車に乗ったトットを待ち受けていた試練とは?
・「おめえのジンジョッコ、描いてみろ」。疎開先の学校で、みんなとなかよくなりたいトットが、考えついた方法とは?
・「咲くはわが身のつとめなり」の言葉を胸に、トットが通った女学校や音楽学校の思い出は、映画、オペラ、ラーメン、それから?
・「そのままでいいんです」。NHKの専属女優になりたての、トットが救われた一言とは?
・アルバムからお借りした写真や、いわさきちひろさんの絵もたっぷり。


【黒柳徹子さんからのメッセージ】
私は、どう考えても『窓ぎわのトットちゃん』よりおもしろいことは書けない、と思っていました。私の人生でトモエ学園時代ほど、毎日が楽しいことはなかったから。だけど、私のようなものの「それから」を知りたいと思ってくださる方が多いのなら、書いてみようかなと、だんだん思うようになったのです。よし!と思うまで、なんと42年もかかってしまったけど、書きはじめると、笑っちゃうこと、泣いちゃうこと、それから戦争のことも次々に思い出されて……。


著者の紹介

黒柳徹子(くろやなぎてつこ)

東京生まれ。東京音楽大学声楽家を卒業しNHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優1号として活躍。『窓ぎわのトットちゃん』の印税で「社会福祉法人トット基金」を設立。日本初のプロのろう者の劇団を全面支援。ユニセフ親善大使(国連児童基金)、舞台女優としても活躍中。人気番組「徹子の部屋」は2006年に30周年を迎えた。著書は『不思議な国のトットちゃん』『小さいときから考えてきたこと』 ほか多数。


著者の他の本

「徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義」
リットーミュージック (2016/7/15)

美しい日本語で語られる、心があたたまるエピソードの数々

人気番組『徹子の部屋』での13回にわたる2人の対話が1冊の本に! そこで語られたのは、毎日を楽しく過ごすための淀川流人生論や、日常生活で目にした素敵な光景、もちろん映画のこと、そしてチャップリン、ユル・ブリンナー、永六輔、和田誠、谷崎松子(谷崎潤一郎夫人)らとの交流の模様まで、さまざまな話題です。そのどれもが心にしみわたり、日々の暮らしに潤いをもたらしてくれることでしょう。 「これをお読みになってくださる皆さまの、大切な大切な日常に、小さな嬉しい発見と素敵な微笑みがプラスされるなら、これほど幸いなことは、ありません」(はじめに/黒柳徹子より)。 この作品は2002年にNTT出版より単行本で刊行され、2006年に知恵の森文庫で刊行されたものです。

「あの日の「徹子の部屋」」

「実は、私、人の話を聞くことのほうが好きなの」
「徹子の部屋」1976年の放送開始から翌年にかけて放送された回から、
ゲスト16人、18回分をプレイバック。


憧れの先輩俳優、作家、音楽家、歌手など、
さまざまなジャンルの著名人を相手に時に笑い、時に涙しながら、
いつも真剣にゲストに向きあう、そんな徹子さんの当時の空気が伝わってくる。
今ではもう聞くことのできない貴重な対談集。


〈登場するゲスト〉
森繁久彌さん
沢村貞子さん
萩本欽一さん
淀川長治さん
杉村春子さん
勝新太郎さん
佐藤愛子さん
小沢昭一さん
三國連太郎さん
越路吹雪さん
遠藤周作さん
武満 徹さん
飯沢 匡さん
三波春夫さん
大滝秀治さん
水谷八重子さん



八鍬友広「読み書きの日本史」

岩波書店 (2023/6/20)

内容紹介

私たちが日々実践している文字による言語活動は、長い時をへて形づくられてきたものだ。古代における漢字の受容から、往来物による学びの時代へ。近世の文字文化の多様な展開から、近代学校の成立へ。──世界の事例にも目くばりしながら、識字の社会的意味を広くとらえ、今も揺らぎのなかにあるリテラシーの歩みを描く。


著者の紹介

八鍬友広(ヤクワ トモヒロ)
1960年,山形県生まれ.1989年,東北大学大学院教育学研究科単位取得満期退学.博士(教育学).新潟大学助手などを経て,
現在―東北大学大学院教育学研究科教授
専攻―日本教育史
著書―『闘いを記憶する百姓たち――江戸時代の裁判学習帳』(吉川弘文館)
   『識字と学びの社会史日本におけるリテラシーの諸相』(共編,思文閣出版)『識字と読書リテラシーの比較社会史』(共編,昭和堂)
「往来物のテクスト学」(辻本雅史編『知の伝達メディアの歴史研究――教育史像の再構築』思文閣出版)
『近世民衆の教育と政治参加』(校倉書房)

著者の他の本

「闘いを記憶する百姓たち: 江戸時代の裁判学習帳」
吉川弘文館 (2017/9/15)

江戸時代、領主の圧政に耐えかねた百姓は、かずかずの一揆・訴訟を起こした。その訴状は、民衆の読み書き教材「目安往来物」として広く流布していく。紛争の解決方法が実力行使から訴訟へと変わる転換期に、彼らはいかに先人の苦闘の記憶を受け継ぎ、学び、権力と闘う力を身につけたのか。領主や幕府に訴えをなす民衆自身が主人公となる歴史。



「識字と学びの社会史【オンデマンド版】: 日本におけるリテラシーの諸相」
思文閣出版 (2016/10/15)

近世日本の識字率は、世界的に高い水準であったということが、研究者の間でも、ある種の定説のように受けとめられているようである。しかし、本当にそうなのだろうか――。

本書では、近代学校制度が導入される以前までの、日本の識字と学びの歴史的展開とその諸相を、様々な史料から多面的に掘り起こし、実証的な検討を試みる。

地域性と個別性を意識した事例の検証が必ずしも十分とはいえない現状に一石を投じる、教育史研究者七名による気鋭の論文集。(初版2014年)

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