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年齢について

高校生の時に読んだ書籍で「大人と子供の境界なんて存在しない.40の私だってまだ童心で生きている」みたいな内容のことを覚えている.詳しくどこの誰が仰っていたかは覚えていないが,当時16歳の僕には新鮮だった.大学に入って,成人式を迎え,就職すれば,明らかに大人への階段を上っているように見えたからだ.

僕は来月26歳になる.あれからもう10年だ.僕は18歳を浪人生として過ごし,19歳で大学4年,23歳で院2年を過ごして今月,東京で就職した.今になって確かに実感できた.大人なんてないなと.

経験値を積むことと年齢なんて関係なく,実績と年齢も関係なく,上下関係と年齢も関係ないことを改めて実感できた.僕はアルバイトのお金を注ぎ込んで人並み以上には旅行や苦難を乗り越えてきたし,優秀な成績を収めてもきた.だが,その事実と年齢なんて関係ないとも思った.年齢はただ過ごしてきた時間の軌跡でしかなく,その中で何を達成し,経験してきたかだ.

特に面白かったのは会社に入った一週間で受けた導入研修である.グループワークをするときに作る6人組は2つ下や3つ下の友達だ.他のグループには18歳の人も居たらしい.でもみんな平等で,話も通じ合って,楽しく良いメンバーと共に導入研修を終えた.人事部教育チームの人も僕の1つ下だった.それまでは水平展開の繋がりと学年に応じた上下関係があったから,とても新鮮だった.

ホリエモンの言葉だが,「年齢なんて幻想である」と強く思った.人はいつ何時からでも進化できるし,行動さえ起こせば何者にもなれる.目標を持って楽しく幸せにいる限り人は若い.逆に,夢を持てなくなった瞬間から老人である.僕にはいまだに多くの夢があるし,理想像がある.そう思えてるだけでも,僕はまだ16歳当時の自分と同じである.

そんなことを感じた.

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