見出し画像

中小企業診断士 1次試験勉強法

中小企業診断士1次試験の勉強法についてまとめておきたいと思います。

1次試験に関しては、大学受験のセンター試験(1次試験)のようなものであり、あくまで「足きり」の為の試験ですから、「意思」と「時間」さえあれば誰でも受かります。問題は、時間という制約条件がある中で、7科目という大量の出題範囲をいかに効率よく勉強するか?ということだと思います。

■無駄なことは一切しない

人間の心は弱いもので、他の受講生が書籍や問題集を購入したくなるのが心情です。ですが、中小企業診断士1次試験は広く浅いのが特徴であり、深い知識なんて一切必要ありません。標準のテキストと問題集以外何も必要ないのです。私もTACの授業でさまざまな参考書や問題集を勧められましたが、得意かつ余裕の財務以外は一切手をつけていません。他の受講生と同じことをするのではなく、他の受講生と違うことをするから受かるというマインドセットが必要だと思います。多くの受講生が、スーパートレーニングなる経済学のテキスト・問題集を購入しているのを横目に見て、きっとこの人たちの多くは試験に落ちるだろうなと思いました。

■テキストを完全理解する

余計なものに手をつけない一方で、テキストと問題集の内容は完全に理解する必要があります。完全理解とは、テキストに書いている用語や文章の意味を全て理解するということです。google検索は当然として、TAC受講生の場合は、WEB質問を徹底的に活用するのが良いと思います。

■問題集を繰り返し、最速で解く

試験合格の要諦は、過去問をマスターすることです。しかし、過去問はテーマごとに整理されていません。そこで有効になるのが、問題集ですが、この問題集をノートを使って解いていたのでは時間がいくらあっても足りません。私は7科目全ての問題集をカッターで分解し、スキャナーでPDF化して2up×両面印刷したものを通勤電車でひたすら解きました。本試験までに、各問題集ともに5回転以上は行ったと思います。

■TACの講義はテキストを読み込んだ上で受ける

ブロードバンドの普及により、最近では事前学習(反転授業)というものが世の中的に当たり前になってきているように思いますが、TAC受講生で実践出来ている人は少ないのではないでしょうか?講義の前にテキストや問題集を一通りこなすというのは、大前提であり、それが出来ていない人は相当ヤバイと思われたほうがいいと思います。

■目標点数配分(GOAL)を誤らない

中小企業診断士1次試験は科目によってかなりクセがあります。特にそれを感じるのが「企業経営理論」ではないでしょうか?「企業経営理論」の点数は勉強時間になかなか比例しません。私も企業経営理論の公開模試では偏差値80を越えていましたが、実際の本試験ではかなり落ち込みました。つまり、科目によってはある一定のレベルに達したら深追い厳禁の科目があるということです。また、全科目で60点以上を目指すということも重要です。ちょっと問題が難しくなったからといって、40点を下回っているようでは話にならないと思います。ちなみに私の場合、ざっくり下記のように目安を立てていました。

<1次試験の目標得点と2014年本試験の点数>

70点→72点 企業経営理論

80点→84点 財務・会計

80点→73点 運営管理

80点→88点 経済学

70点→60点 経営情報

70点→71点 経営法務

70点→81点 中小経営

■勉強会やグループ学習は基本的に不要

2次試験の勉強において勉強会が必要かどうかは意見が分かれるところだと思いますが、少なくとも1次試験においては全く不要だと思います。勿論、仲間作りによるモチベーション維持や人脈作形成しては意味があるかもしれません。ちなみに私の場合、TACに通い始めた10-12月頃は、興味本位で飲み会や勉強会に出席してみましたが、受験という観点では、あまり意味がないと考え、年明け以降は一切出席するのを止めました。結局のところ、1次・2次ストレート合格率10%未満の試験で同じような意識・レベルの仲間を集めるのは難しく、そもそも高校受験や大学受験で勉強会を活用したことはありませんし、TAC講義でストレート合格するのに十分すぎるほどの情報を得ていると思いました。 

参考URL:サブノート勉強法で合格!中小企業診断士試験

http://goo.gl/6WJgiU

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?