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初期設定が「生存」に適していない。

僕の初期設定は、『生存』に適してない。生きづらすぎるのだ。

平凡な人間のくせに理想が高く、見栄っ張り。自分に自信がなく、常に他人の目を気にしてばかり。暇なときは、「生きる意味ってなんだろう」とか考え、虚無感に襲われる。忙しくなったら、全て投げ出そうと考える根性の無さ。一人でいたら過度に孤独を感じ、友達と遊んでいたら謎に急に冷める。

数え出したら、キリがない。

最近は自分自身を誤魔化してきたが、やはり無理だ。ただ生存することが難しい。

「いつから自分はこんな風になってしまったのだろうか」とか考えることもあるが、無駄なのだ。これらの僕を生きづらくしている性格の全てが、元から備わっている初期設定なのだろう。

運動神経がない人がいるのと同様で、性格にもセンスがある。

どんなに窮地の状態に立たされても、その人自身が負の感情を抱かなければ、その人は不幸ではない。僕はその逆で、どんなに楽しい瞬間でも満足できない。心から笑えない。なにしても不幸だと感じる。

何か満足感を得ようと、大学受験を頑張ってみたり、自己啓発本を読み漁ってみたり、映画鑑賞を始めてみたりしたが、全て無駄だった。客観的に見たら、「成功」や「幸福」に見えたりすることでも、僕は満足できないからだ。

何か対処法を見つけなければと思うが、特にない。強いて言うなら、AAAのライブを見ているときだけは、なにも考えなくなる。たった一瞬だが。

心の寿命はあと少しかな、、

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