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電子オーブンレンジとの別れ

 先週土曜日、フランスパンをトーストしていたのだが、いつまで経ってもチンと鳴らなかった。タイマーが「0」を表示していたのでドアを開けると、突然シューシューと煙が噴き出すと同時に天井のガス漏れ警報器が鳴り出し、あわててコンセントを抜いて部屋中の窓を開けた。
 10年前に息子とふたりで2DKのアパートに引越して、八王子のケーズデンキの親切な店員さんに10万円の予算で、「新生活セット」として冷蔵庫と洗濯機と炊飯器と電子レンジとガステーブルを揃えてもらった思い出の電化製品のひとつだった。何の不便も感じない使いやすいシャープの電子オーブンレンジだったけれど、毎日毎日良く働いてくれてついに寿命を迎えてしまった。
 3年前に息子の仕事の都合で墨田区に引越し、今は世帯主となった息子にお願いして、秋葉原のヨドバシカメラで下見をして、yodobashi.comでヘルシオを買ってもらった。ヘルシオにした理由は、今年1月から完全リモートワークの息子が運動不足で代謝が悪くなって不調をきたしてきたためと、母がこの5年ほど座りっぱなしの仕事とストレスでかなり太りだしたことが大きな理由だが、これまでのチンするだけのレンジと違い、ヘルシオは扱いが多岐にわたり面倒くさいというのがかなり心配である。
 しかし、ちょうどこのnoteでブランチの投稿を始めたばかりの出来事で、神様が母にヘルシオでブランチを作れと言っているような気がして、挑戦することにした。
  手動でのレンジ設定はなんとなく覚えたので、多少は過熱時間が長くなってしまったが月曜日から金曜日までは手動で乗り切ることが出来た。

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