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ピザ窯を手作りする実話。現在進行中のピザ窯週記。

ピザ窯作りの幕開け


ピザ窯作りを始めるぞ!

あるとき、家で時間を持て余していたので、なんだか最近気になるなと思っていたことを調べようと、

ピザ窯 作り方 

と書いてググった。

そしたら、ピザ窯を作っている人がいて、「素人でもピザ窯を作れるなら、私も作りたい!」「ピザ窯を手作りしてピザを焼いてみたい!」と思ったのがピザ窯を作り始めるきっかけだった。


そもそもなんでピザ窯を手作りすることに興味があったのか?


それは、ピザ窯いいな、という気持ちからピザ窯作りたいなというところまで気持ちのレベルがアップしたから。


そもそも私はパスタを作って食べるのが好きで、幼い頃からパスタを作って食べてきた。たらこスパゲティーにいたっては、小学1年生の頃から作っていた。そこから生パスタに出逢い、自分で生地からパスタをうって作って食べるようになっていたのだけれど、

イタリアンに行くとたまに、ピザ窯でピザを焼いてくれるお店もあって、ピザ窯で焼いたピザはおいしいと思うようになっていた。これは大学生くらいのときかな。


時は経ち、社会人になって、ピザ窯のことはすっかり忘れていたのだけれど、あるときキャンプ場でピザ窯を発見した。煙突が付いていてフォルムがよかったのもあるけれど、「ピザ窯でピザを焼いてみたい。」なんなら、「ピザ窯を作るところからやってみたい。」と思った。


それで、あの、「ピザ窯 作り方」をググることに繋がったのだ。


実はもう一つ別の伏線のようなものもあって、

大学生くらいからアマプラで洋画をよく観るようになってから、この言語は聞いていて美しいなぁと思うことがあった。

字幕で洋画を見ていたから言語が何かはわからなかったので聞いていて美しいなぁと思うたびに、話されている言語が何かを調べると、毎回、フランス語だった。

それで、さっきのピザ窯作りをググったときに、このピザ窯いいなと思ったフォルムと色の美しいものは、フランスレンガを使っていて、

あ!これはもう、ピザ窯を作るしかない!

と思ったのだ。


ん?なぜ?

と思うだろう。


私も、冷静に考えれば、なぜ?と思う。(笑)


だけど、その時の私は、

フランス語が美しいと思っていた。↓

ピザ窯を作ってみたいと思っていた。しかも、そのピザ窯にフランスレンガが使われている。↓

どっちもフランスに関わっている。↓

あ、これはなんか作ったほうがいいぞ!↓

という思考回路だった。


なんだかすごくこじつけのように感じるけれど、自分の好きなものたちの、論理的に繋がらない謎の繋がりを感じて、ピザ窯作りは幕を開けた。



頑張って一週間我慢した先の絶望と希望


一週間我慢した。

ピザ窯を作りたい気持ちを。


とても作りたくて、仕事の有給をもらって平日にピザ窯を作ろうかと思ったけれど、頑張って週末まで我慢した。我慢できた自分がえらいとおもう。(小学生だったらもうご褒美をもらってもいいくらいに。)


我慢していよいよ週末にさしかかるころ、

私は両親に実家の庭を使ってピザ窯を作りたいという話をした。実家の庭にはいろいろな植物が植わっているけれど、ピザ窯を作るくらいの広さはあると思っていたので当然許可が下りると思っていた。


しかし、答えは

「そんなのだめだ。」

だった。


私は絶望感を味わった。


ピザ窯の話をする数秒前までは、キラキラ輝く完成したピザ窯が実家の庭にある様子をイメージしていたので、よけいにショックが大きかった。


ムカついて、イライラした。


しかし、私はこんなことでは諦めなかった。


と言えたらよかったのだが、

意気消沈していた。


絶望感に苛まれながら、気心の知れた友人に

「ピザ窯作りだめだって。」と話した。


そしたら、「あのキャンプ場は?(あのキャンプ場なら作れるんじゃない?)」

との言葉が返ってきた。

「おー!その手があった。」

と私は思った。

以前訪れたキャンプ場にはピザ窯があって、そこにあったピザ窯は、誰かが寄贈したものだったので、お願いしてみたらそこでピザ窯を作れるかもしれないとのことだった。



いよいよ週末。

キャンプ場に電話をかける。

「あの、以前そちらのキャンプ場でピザ釜を見つけてーどんな経緯であのピザ窯ができたのでしょうか?」

まずは誰がどんな目的でピザ窯を作り、寄贈したのかを聞いていく。

はっきりとした経緯はわからないが、恐らく、NPO団体がキャンプ場に来て、子どもたちとピザ窯作って寄贈したのではないかとのことだった。


さあ、いよいよ本題に入る。

「あの、私も同じように、フリースクールの子どもたちとピザ窯を作ってピザを食べることをしたいのですが、そちらでピザ窯を作らせてもらうことはできませんか?」


さあ、どんな返事が返ってくるのか。

いい返事、こい。

たのむ。


「いいですよー。」


自分の耳を疑った。


実家の庭のときはだめだと言われていたからだ。


もう一度確認してみる。


「え? あのー、いいんですか?」


「いいですよー。」


あなたは天使なのでしょうか?

女神なのでしょうか?

それとも、仏様なのでしょうか?

嬉しかった。

まだピザ窯の「ピ」の字も作れていないのに、

ピザ窯を作りたい私を認めてもらえたようで

嬉しかった。(それは盛りすぎかな。笑)


でも、とにかくよい返事をもらえたので、その日に早速ピザ窯作りができる場所の下見をしに行った。

キャンプ場の近くに最近できたお菓子屋さんのシュークリームを3つ持って。


管理人さん(キャンプ場の社長さん)は30代くらいの若めの男性だった。


かつて寄贈されたピザ窯を見たり、下見をしたりしていくうちに材料の話になった。

ドーム型のピザ窯を作りたいと思っていて、、という話をしてみたら、


「もしよければ材料費も出しますよ。ピザ窯があったら他のお客さんも使ってもらえるし。」

なんて言ってくださって


ん?え?えーー!


いいんですか?


嬉しいです。とっても。


こんなことがあるのだろうか。


ピザ窯を作りたいわたし。


ピザ窯があったら他のお客さんも喜ぶから材料費まで出してもいいと言ってくれるあいて。


しかもピザ窯を使えることを喜んでくれるかもしれない未来のお客さんたち。

winwinとはこのことを言うのか。

いや、winwinwinじゃないか!

とまあ、こんな感じでピザ窯作りの幕開けとなった。


ピザ窯作りのきっかけをくれたピザ窯

これが昨日、

つまり2023/11/18のことなので、

これからピザ窯作りの試作をしていく。

さて、とりあえずスタートラインに立てたわたし。

ピザ窯作りは上手くいくのだろうか、

この続きはまた来週末になりそう。