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世界は、つながってた

友人からのお誘いで、今流行りらしい『オンライン飲み会』をやってみた。

発起人の友人は、テレワーク、早1ヶ月。
通勤がなくなり、ウィルス感染の脅威からは逃れられたものの、やはり家に1人、ずっと居なければならない、というのは、かなり辛いらしい。
【人と顔を見て話す】という行為が、とてもとても、人にとって大事なことである、ということを友人は語ってくれた。
私はまだ、会社に通勤しているので(本当、これもどうにかして欲しい…)、そこまでの孤独は感じていない。もし、これからテレワークになったら、わかることなのかもしれない。

今回、体験してみて感じたのは「飲み会」と名称に付くが、今後はもっと気軽に「オンライン・ランチ」や「オンライン・ディナー」「オンライン・井戸端会議」として、広がるかもしれないな、ということ。
今は、相手を想えば、会わないことが最も相手を、自分を大事にすること。
「オンライン」という選択肢があるのだから、ぜひ、それを使っていきたいな、と思った。

くだらない話を、お酒やオツマミを食しながらダラダラ話す。
ただそれだけのことが、こんなにも愛おしいものだったろうかと、しみじみと噛み締めた夜になった。

「明日、ここの店に19時集合で!」
が、出来ない世界が来るなんて、一体全体、誰が想像していただろうか。

飲み会も終盤、イタリア在住の子も入ってきた。
イタリアは、とても良い天気だった。
みんなが部屋に押し込められてるのが、ウソみたいな青空だった。
彼女は、ロックダウン中、もう1か月以上外に出れていない。手持無沙汰でずっと料理をしていたら、作り過ぎて、食べ過ぎて太っちゃった、とゆー笑い話をしてくれた。
同居している彼氏は、ずーっとネットゲーム三昧らしい。
それを聞いて、みんな、何処かと繋がって生きているんだな、と思った。
やっぱり1人じゃ無理なんだ。
何事も、いつだって、誰かと繋がっていないと、無理がくる。

いつもの飲み会みたいに、いつのまにか数時間経過していたので、そろそろ!となり「またオンライン飲み会やろうね!」と言って、画面を閉じた。
今までつながっていた画面を閉じて、現実に戻ると、そこは自分の部屋で、いつも見るカレンダーが目の前にあった。

けど、私たちは、つながっている。
パソコンや、スマートフォンの、この窓から。
だから、1人じゃない。
そう思いたい。
これから長い闘いが続くんだろうと、みんな感じている。
こうしてパソコンやスマートフォンの窓から、これからもつながってゆける。
だから、自分を、大切な人を守るために、考えて考えて、何をして、何をしないのか、自分で答えを導き出しましょう。
生きてなんぼ、だと思います。
本当に。

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