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mioarty
ほんの少し夢見心地な、今日の夜
本日は研修だったため、帰宅がとっても早くて。久々に夕陽を浴びながら帰りました。
てくてくと一歩を踏み出し、歩く道。なんだか幸せで、口角がぎゅっと上がってくる。微笑みを噛みしめるように、そっと帰路です。心のタンクが満たされるような、温かい心持ちだったな。
わたしね、夕焼けも含め、何をつけても大嫌いだった時があります。言葉が悪いけど、クソ食らえと思うほどに反逆的で、逆毛を立てて怒ってた。
世界で自分だけが上手くいかなくて、その他みんなは良きようになってる。そんな風に漠然と思ってた頃です。
そしてもっと、もっと遡(さかのぼ)れば、ただ「きれいだから」という理由で、夕陽を好きだったこともある。雄大で美しいですものね。そりゃ見惚れます。
かつて人から聞いたことがあります。愛おしいとは、好きと嫌いの両方の要素があってこそ。それほどに懐の深いもの。
未熟だったわたしは、「え?『愛イコール好き』だけですよ」て思ってた。嫌いという名の不純物を混ぜないでよ。ブーたれて聞いてました。
今日の気持ちを表すと、きっとそれは愛おしいてこと。好きのベースがあり、そこに嫌いの経験が合わさったから味わえた。深みが出たのだと思います。
自然へケチをつけるだなんて、かつての私はいい度胸をしてるよ。今となれば苦笑ものだな。
人生を重ねることは悪くない。お酒のように、芳醇へ仕上がってく。
ほんの少し、夢見心地な今晩でした。
では また
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