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フリーレント

■ワハハ。ダッハッハ。タハハ。

 腹が減っている。腹が減っては戦ができぬ。うーん。できぬできぬでは何にもできぬよ。

 今日は先週に引き続き内見に行ってきた。世の中には色々な物件がある。今日見てきたとある物件では、内見中に何故か大家さんが乱入してきて、

「フリーレント3ヶ月でいいよ」
「好きなだけフリーレントにしていい」
「仲介業者通さないでいいから」
「この電球もあげる」
「今日この後すぐにこの部屋(契約)決まるよ」
「他に何か必要なものない?」

などとまくしたてる一幕があり、不動産仲介業もなかなか大変なんだなと感じさせられた。世の中には色々な人がいる。物件も人も色々である。

 一方で我々自身の部屋探しはというと、本命の部屋は未だ居住中につき内見できておらず、しかし他に候補になりそうな部屋も残っておらず、さぁどうするという段階で、あー保育園のこととか考えなきゃならんの?という問題が発生し、もう一踏ん張り必要そうな感じが出てき始めているところ。しかしまぁ、実際こんなものなのかなぁ。年単位である程度の見通しを立ててマイナス要素ができる限り少ない物件を選ぶという形になるので、どれだけ加点要素があっても他の要素が全く手薄という物件では様々な状況変化に対応仕切れない可能性があり、そうなると結局また引越しということになってしまう。それはできれば避けたい。

 マジでお腹空いてきたな。今日はカレーうどんの予定。カレーはもうできてるから、あとは麺を茹でるだけなので非常に楽。ルーが足りなければ、白だしとお湯で伸ばす。

 子供、乃至子育てという要素は今まで僕が世界を見るときには当然今ほどには気にしておらず、そう言った意味で今までにはなかった目線で世の中を見渡すと、これまで見えなかったことが見えてきたりする。両親との関係もそうだし、部屋探しも、仕事も、自分がこれからどういう風に生きていくべきかなども。と言っても、子供ができたからと言って突然僕という人間の中身がまるっきり入れ替われるわけでもない。僕がこんな人間なのを突然やめられるわけでもない。

 人間が抗いがたい魅力を感じるのは自信だと思う。しかし、その自信も何かこれという理由があるとそのうち分析され、分解され侵食されてしまう。だから客観的に自信になりそうなものは全て排除しなければならない、と僕はどこかで思っている気がする。強みは弱みに転ずるから遠ざける、という思想かもしれない。そうして出来上がったのがこの僕である。正確に言えば、現在進行形で今も出来上がりつつある。まぁ実際、人生なんて、もうダメだ、と思わなければどうにかなるのである。僕は人生を舐めてると思う。未だに舐めている。これは認めざるを得ない。可能性がどこかに絶対にあるとわかっているから。ダメならダメで、それはそれでありということなのかもしれない。

 というわけで部屋探しはもう少しだけ続きそうです。まるでドラゴンボールの魔人ブウ編が始まった時のように。あとちょっとだけ続くんぢゃ。つって。僕、もう部屋探し疲れたよパトラッシュ。おやすみなさい。

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