ポスターから選ぶ好きな映画3作

こんにちは! 梅雨明けを、手と手を合わせて祈りまくったせいで指紋も手相も無くなった(あります)清水です。

今回は、大学の4年間をレンタルビデオ屋さんで働いていたこともあって、映画が人並みプラスアルファで好きな清水が選ぶ「ポスター(ジャケット)から選ぶ好きな映画」です! 内容ももちろん大好きですが、ポスターも最高! といったものを楽しくお話しします^^

では、さっそく。

1:ダントツの大好きビジュアル

『わたしはロランス』2012年製作/168分/カナダ・フランス合作

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少し内容を先に。恋人(男)の「女性になりたい」という告白から二人の世界が変わっていくおはなし。3時間ちかくある長尺なのですが、私は途中からなぜかツラツラと涙を流しながら観入っていました。悲しくて泣いているんではなく、愛の強さだったり、人間のありのままの気持ちだったりを感じて、自然と流れていましたね。映画内もまさにこのポスターのように色鮮やかで、季節や情景を色彩でより一層引き立ててるのですが、その撮り方が「く〜〜粋だね〜」と唸ってしまいました。このポスターも書体の入れかたもそうですが、二人の周りをとびかう色とりどりな洗濯物がまさにめまぐるしいこの物語をうまく表しているなと感じたのです。
ま、とにかくこの不思議で浮遊感があって幻と現実の界がわからない雰囲気が大大大好きです。言葉にできない!!
ちなみに監督のグザヴィエ・ドランの他作品も素晴らしいです。しかもイケメンです。w


2:出会った瞬間に思わず撮ってしまったくらいの衝撃

『パラサイト 半地下の家族』2019年製作/132分/韓国

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先日日本でも大いに話題になった「パラサイト」です。実はこのポスター、私が日本公開前の2019年5月に釜山で遊んでいた時、たまたま通りかかった映画館に貼ってあったポスターを観て印象的すぎて思わずスマホのレンズを向けていました。それが下の写真です。

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なんでだろう、なんでこんなに引き込まれたんだ? と考えた時に1番に思ったのは「文字少ない」でした。もちろん写真の世界観や構図は言わずもがななんですが、無駄がない!!この一言に尽きる!
日本の映画のポスターは全部盛り感があって、それに慣れていたんだなと意識させられました。ちなみに、韓国の書店もよく行くのですが、ブックデザインもなかなかに余白が効いていて、タイトルも小さいのにすーっと入ってくるんです。すごい。
パラサイトに関しては3回ほど映画館に観にいったくらい内容も素晴らしかったですね。


3:大胆な赤に引き込まれる!

『欲望』(原題はBLOW UP)1966年製作/111分/イギリス

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ただただかっこいい! このポスターもまったくの無駄がないです。書体もコンデンスがかかっているものを選んで、写真の構図とシンクロしているようで気持ちいいです。スウィンギング・ロンドンのこの雰囲気というのが、異世界で、憧れで、外国だし過去ということもあって出合えない空気感で、大好きです。映画内でもファッションやインテリアでそれを感じます。
内容はというと、初見はぽかんと疑問だらけの、後味もすっきりしないものなのですが、ハッと気づくのですよ。あ、これが邦題にもなった「欲望」を「鑑賞している私が抱いてるじゃない!」と。3回くらい観て、ゆっくり味わいました。個人的スルメ映画です。


他にもたくさん好きなビジュアルはあるのですが、
(「アメリ」「ソナチネ」「エル・トポ」「グランド・ブダペスト・ホテル」などなど)
私の中でとくに大きく印象に残っていて、
たとえば待受画像にしたり、部屋(トイレに。おいw)に
ポスターを飾ったりしていたのがこの3作です。

皆さんの好きな映画ポスターはなんですか?^^
最近またコロナ感染者も増えていて出かける場所も限られていますし、
しかも梅雨明けしないですから、
ポスターから入って映画を観る休日を過ごそうかなって思います!

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