ぶらり関西みて歩記(あるき)
枚方宿〔第5回〕
古墳の上に建つ意賀美神社と戦国時代から生き続ける巨木
願生坊の前を、小高い丘に向かって歩く。左右に分かれる三叉路で、左に見える鳥居から続く階段を上ったら意賀美神社だ。意賀美と書いて「おかみ」と読む。
いま意賀美神社が建つ丘には、江戸時代まで真言宗万年寺とその鎮守社の牛頭天王社があって、丘の名も「万年寺山」と呼ばれていた。
伝承によると推古天皇の時代(592~628年)に、高麗から恵灌という僧侶が渡ってきた。このあたりの景色が唐の林岸江に似ているというの