意外に難しい調査であるバックグラウンドチェック
先日、職歴が20社近くある方の採用調査を行いました。
申告の在籍期間は3ヶ月から5年程とバラバラで、多くが1年前後。
調査では、できる限り正確な情報をヒヤリングする様にはしていますが、10年以上前の職場への取材では、よほどの特徴ある人でないと「詳しい事は覚えていない」と言われる事がほとんどです。
また、取材中は、短期間の在籍故に評価ができない、当時の者がいない、の他、対象企業の閉鎖等、調査が難航する事もしばしば。
職場によっては、対象者の名前が名簿にある、だけの回答もありました。
ただ、この採用調査については、手間を掛かった分、何とか良い結果が得られたと思います。
よく「調査でどれぐらいの事が分かるのか」との質問を受けますが、正直に言いますと、やってみなくては分かりません。
例えば職歴が現職のみの場合、現在も在籍しており申告の基本情報に相違なし、との調査報告になる事が多いのですが、対象が既に辞めていた事が判明した為にこちらが望む情報を得られた事もあります。
私たち調査員は、依頼された企業様が満足できる様な調査報告を心掛けてはいますが、状況によりけりで、全ての調査がご希望に添う結果とならない事をご理解いただけるとありがたいです。
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