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★恋愛のかたち★ 離れていても温めますか #クリスマス金曜トワイライト リライト


あなたは〈運命〉というものを信じますか⁉


「ベーグル 温めますか⁉」

私の心は冷めきっていますけど。。。



私は、物心ついた頃からずっと、まわりの大人達から可愛がられて育った。

ごく自然に、他人から好かれる仕草や笑顔を見せる事が出来た。


保育園、小学校の時には男の子達と、近所の山で走りまわって遊んでいた。

女の子の遊びは性に合わなかったから。


中学に上がってからはさすがにおとなしくはしていたものの、私のまわりにはいつも男の子達ばかりで、たくさんの人から告白された。

女の子達からは妬まれ、嫌われていた。

無視されたり、いじめのような事をされたりもした。


でも正直、男の子達からの告白も、女の子達からの嫌がらせもどうでも良かった。

男の子とは、何人かと付き合ってはみたけれど、私と寝ることしか頭にないヤツらばかりだった。

実際に寝てはみるのだけれど、みんな自分よがりでなにも面白くはなかった。

ひとりでいるのが気楽で良くなっていた。


高校2年で原付きの免許を取り、スクーターを買ってもらった。その日からひとりで走ることが好きになった。何も余計なことは考えず、ただひたすら何処へ向かうでもなく走らせた。


高校を卒業するとすぐに普通二輪免許を取った。もっと早く、もっと遠くまで走りたかったら。

私はとりあえず大学へ進学した。親が大学くらい出ておけと言ってうるさかったから。すぐに就職しても良かったが、特にやりたい事も無く、ちょうど良かった。都内の大学で、家から通えた。

大学でもたくさんの間抜け面した男達に声を掛けられたが、全て無視した。

親や親戚からの大学進学のお祝いで纏まったお金が入ったので、そのお金でカワサキの250ccのバイクを買った。若草のようなグリーンが気に入ったから。よく山道を走りに行った。緑の中を走るのが気持ち良かった。ひとりでバイクを走らせている時にだけ、幸せを感じた。生きているという実感があった。


☆☆☆☆☆

大学を卒業してもまだ、特にやりたい事が見つからなかった私は、大きなビルの1階にあるカフェで働き始めた。そこでも同じビルで働く男性達からデートに誘われた。これまでと違うのは、私と同じくらいの年齢の人から50歳くらいのどう見ても妻子持ちだろうと思われる人までいたこと。仕事中だし、笑顔でやんわりとかわしていた。

夜はキャバクラで働き始めた。もっと大きなバイクが欲しかったから。夜も働くために、昼間のカフェの仕事は早番にしてもらった。

カフェのお客さんには、夜、デザインの勉強をしているからという理由をつけて、キャバクラのお客さんには、昼間、学校に通っているという理由で誘いを断っていた。

キャバクラでも、すぐに店のトップ5に入る事が出来た。一緒に働く女の子からは、同伴やアフターなしでその成績は考えられないと驚かれた。

貯まったお金で大型二輪の免許を取った。免許証を受け取った足でバイク屋へと向かった。

バイク屋のお兄さんには私の体には大きすぎると言われたけど、1000ccのバイクを選んだ。バイクに跨がる時には少し苦労するけど、走り出してからの安定感は抜群だ。なにより低く唸るエンジン音がたまらない。私は一発で虜になってしまった。



ある日の土曜日の午後、いつものようにバイクを走らせていると、親子3人幸せそうに手を繋いで歩いている姿が視界に入ってきた。いつもは全く気にならない平凡な風景だ。でも、その日は違った。何故だか無性に羨ましく、淋しい気持ちになってしまった。

私には、バイクしかなかった。自分でも将来が不安になってきた。私は冷めたままのベーグルだ。誰も温めてはくれない。

いろいろと考えているうちに、子供を産んでみたくなった。人嫌いの私だけど、子供は可愛く思えた。こんなにひねくれた私から、どんな子が生まれてくるのか見てみたかった。出来れば男の子が欲しい。私を必要としてくれる男の子。私の心を温めて欲しい。



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その日、私はカフェでの仕事が終わり、夜の仕事へ行くまでの時間、カフェから少し離れた国道沿いの神社へと向かった。通称、田町八幡と呼ばれる、その神社の階段を登った。てっぺんの境内には小さな社があり、その社の前にあるベンチに腰掛けた。普段はそれほど人の来ない静かな所だったから、時間を潰したい時なんかにたまに来ていた。裏手が森のように木々が生い茂っていて、とても落ち着く。日が暮れる時間になると、赤く染まる夕焼けが綺麗に見える、私のお気に入りの場所だ。

そこで私は、ある計画をたてていた。男性を特別、好きになれないのであれば、結婚の相手を〈運〉に任せよう。それは、私の運命の相手を決める方法を思いついた。

私は手帳を開くとまず、カフェでよく話しかけてくる、私に気がありそうなお客さんを書き出してみた。半分は名前を知らない人だったが、数えてみると全部で22人いた。

そこから、明らかに既婚者だという人は横線を引いて消した。残りは13人。

それから、ルックス的にあり得ない人も消した。運に任せると言っても、さすがに寝たくない容姿というのもあるし、不細工な子供が生まれてきたら可愛そうだ。

残り8人。

よしっ この8人に対して計画を実行してみよう。

不意に階段を上がって来た人が見えた。私の方をチラチラと伺っている。知り合いだろうか。とりあえず気がついていないふりをしよう。その男の人は社に向かって柏手を打つと、おみくじを引いて読み始めた。見たことがある。カフェに来るお客さんのひとりだ。彼は私を遠巻きに見ながら、ベンチの後ろを通って私の目の前に現れ、覗きこむようにして会釈をしてきた。私は手帳をショルダーバッグにしまいながら、いつものように笑みを浮かべ会釈を返した。

「あの。。ワタシのおみくじに、待ち人は遅れて来たる。って書いてあったんです。あ。。おみくじ引きました?」

彼は唐突に変なことを言い出した。

「そうですか。私は引いてません」

そう答えるしかないでしょう。

彼は私の返事には動ずる気配もなく、名刺を差し出してきた。やっぱり変わった人だ。

それから、カフェでの仕事の後は時間が空いているのか訊かれたので、いつものように、夜はデザインの勉強をしていると答えておいた。

ちょっと気持ち悪い感じがしたが、彼は「へー凄いですね。頑張ってください」とか言って、立ち去ってくれた。

案外いい人なのかもしれない。とも思えた。ルックスは中の上くらい。くたびれた格好をしていなければ、もっといい男なのかもしれない。背もそこそこ高い。名刺を改めて見てみると、CM製作会社らしい。収入はいいのかしら。

私は補欠候補として、名刺に書かれた彼の名前も手帳にメモした。

これで候補者9人。



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カフェの仕事をしばらく休んで、候補者の身辺調査の時間にあてた。まともそうな人か、家庭を持っていないか。そのくらいは予め知っておかないと。

調査には、同じカフェで働く男の子にも協力してもらうことにした。彼もまた、私に気があるから、素直に協力してくれた。

彼には「なんかいろんな男の人から声を掛けられるんだけど、ストーカーっぽいことされた時のために、この人達の素性を知っておきたいの」と伝えた。驚くべき事に彼は、私の伝えた数少ない特徴だけで、だいたいどの人の事だかわかってしまったようだ。

「だって君の事をいつも気にして見ていたし、しつこく話し掛けているヤツを見てるとムカついたしね。大丈夫。僕が君のことを守ってあげる」

頼もしかったが、必要以上の行動は起こさないように釘を刺しておいた。余計な事をされたら、計画まる潰れだしね。



カフェの男の子からの情報で、ビルの何階にある、何という会社で、何という部署なのか、そして肩書き、名前はわかった。直接、カフェに来店した際に訊いてくれたという事だった。すると、みんな名刺をくれたらしい。

確認できる状況の仕事場ならば、見に行ったりした。帰り際を見計らってあとをつけ、探偵ごっこみたいな事もした。ビルの出入口から少し離れた所にバイクを停めて、ヘルメットをしたまま何時間も待った。ビルからは本当に大勢の人が出てくるので探すのにとても苦労した。自分だけでは、顔を見られたらバレてしまうので、カフェの男の子にも手伝ってもらった。



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CMマンがカフェに訪れた際に、電話でロケ現場の打ち合わせをしているのを、カフェの男の子が聴いたというので、そのロケ現場へとついて行ってみる事にした。もうここまできたらゲーム感覚だ。


最初に着いた現場では、全くロケの様子は見ることができなかった。見通しが良すぎて近づく事ができなかったのだ。

次の現場に移動する第3京浜を走っている途中、トイレに行きたくなった。ロケバスを追い越して、途中にある三沢サービスエリアへとバイクをとばした。

トイレを出てバイクに戻るとそこにはCM マンの彼がこちらに歩いて来るのが見えた。彼も私に気がつき、しばらく見つめ合う状態になった。彼は私と思わぬ場所で出くわして驚いたのか、持っていたハンドタオルを落とした。そのハンドタオルが風に飛ばされ私の足元に落ちた。

「おみくじ。またこの前引いたんです。。覚えてます?」

また間の抜けた話しを始める。どれだけおみくじが好きなんだよ。第一、おみくじはそんなに何度も引くものではない。

そんな気持ちは表面には出さず、私はニコッと笑って頷くと、拾ったハンドタオルを手渡した。

「ええ。もちろん。で。。大吉でしたか?」

話しを合わせてあげると、彼は嬉しそうに話し始めた。

「僕はこれからロケで大変なんだ」

また、そうですか としか返せない話。

「そうなんですね。頑張ってくださいね」

「最近、カフェで見掛けないけど、どうしたんですか?」

「ちょっと事故って入院してたんです」

私の口からスムーズに出てくる嘘。首をすくめながらペロッと舌を出してみせた。

「ほんとに⁉ 大丈夫⁉ 今日もバイクでしょ。気を付けてくださいね」

そう言う彼の表情は、スライムみたいにデロデロになっていた。


「あー先輩!こんなとこにいたんだぁ。もう出ますよ!」

彼の仕事の後輩が呼びに来た。彼は後輩には返事をしないまま、しばらくモジモジ何か言いたそうにしていた。

「あの。。また会えますか。。」

「来週からいますよ。今日はリハビリrideなんです。ロケ頑張ってくださいね」

「ありがとうございます。そちらもお気をつけて」

ロケバスへ戻りながらも手を振る彼は、天まで飛んでいきそうに幸せな表情をしていた。

単純な男。話しは面白くないしアホっぽいけど、こういう人の方が家庭を大事にしてくれるのかもしれない。ちょっとカワイくも見えてきた。



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計画をたててから、なんだかんだで1年近く経っていた。その間にも、候補者の身辺調査は進めていた。

なかでもCMマンの彼については念入りに調べようと思った。根はやさしくていい人だというのはわかっていたが、変わっていて掴みどころがない。彼との生活について想像できるくらいには知っておきたかったから。

例によって、カフェの男の子に手伝ってもらいながら、時には一緒についてきてもらい、コンサートやら居酒屋やら温泉なんかにも、彼のあとを追って行った。


ある日、彼はひとりでカラオケボックスに入っていった。私は彼が入った部屋の前の通路の隅で立ったまま、彼の歌を聞いていた。

日本のメジャーな男性の曲をカラオケで何曲か歌ったあと、ギターの音が流れてきた。確かに彼はギターを持って店に入っていた。

ギターの音色にあわせて彼のやさしい歌声が聴こえてきた。英語の知らない曲。でも確実に私の心を揺さぶっている。

自然と涙が零れそうになって、店から飛び出した。

もし今、彼から私への愛の告白を受けたら靡いてしまいそうだ。


その日から少し、彼に気持ちが傾いていたのかもしれない。でも、私は〈運命〉の方を信じようと頑なに計画に固執していた。


アラサーの男と30代半ばの男には、残念ながら子供と一緒の家庭があった。この2人はリストから消した。

20代半ばの男は、毎晩違う女と遊びまくっていて、勿論リストから消した。

カフェに新しく来るようになったお客から、2人リストに加えた。

これで残り8人。


この1年で、またお金が貯まった。運命の相手が決まる前に、長い旅に出掛ける予定でいた。バイクで日本一周するつもりだ。


そろそろ計画の種を蒔く時が来たようだ。


1週間後に、このカフェの仕事は辞める事になっていた。



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お世話になったお客様にこれまでのお礼で、焼き菓子を渡したいとワガママを言ったら、店長が小さなクッキーを焼いてくれた。包みは自分で用意した。裏にはシールを貼る、候補者のものには、開くとメモを書き入れてある。

しばらくバイク旅に出ます。つづきはおみくじを引いてください。

候補者には予め、私がよく田町八幡に行くという事は何げなく伝えてある。これで解らなければ、その時点で失格。



田町八幡の境内で絵馬を買った。この絵馬にメッセージを書き入れて、運を天に任せるのだ。

絵馬の裏側には、用意してきた黄緑色のマジックでバイクの絵を描いた。

その下にはメッセージ。

理由があってバイク旅をしてきます。もし私のことを覚えていてくれたら、来年の大晦日にココで会いたいです。そして除夜の鐘を一緒にならしましょう。

複数の候補者が現れた場合は、一番早く来た人にしよう。他の候補者は、寒空の中、ずっと待ち続ける事になるだろう。でも、それは仕方のないことだ。運命だと思って受け入れてもらうしかない。

ワクワクしてきた。これで私の可愛い子供の種をくれる相手が決まる。お楽しみはまだ先だが、その間、充分楽しめる。


運命の人は誰だろう。候補者からしてみれば、1年間私と会えないのだ。その期間も私の事を想い続けられなければならない。


CMマンの彼は大丈夫だろうか⁉ やっぱり応援してしまう自分がいる。


明日から、カフェに現れた候補者に焼き菓子を渡そう。

私は階段をいつもより軽快に駆け降り、カワサキのバイクに跨がった。エンジンをかける。低い重低音が響き渡る。私の相棒も機嫌が良さそうだ。




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それから1年後の12月の始め、私はハワイに来ている。


バイクで日本一周の旅に出た私は、熊本で恋に落ちた。バイク好きな彼だ。


私がこんなに誰かを好きになるなんて考えてもいなかった。

彼といるだけで、私の心は温められた。

これこそ運命の出会いと言えるのだろう。


親類や友達が、私達ふたりを祝福してくれている。こんなに幸せな事って、私の人生にも起こるんだ。

私のお腹には、旅行をしている時にできた彼との赤ちゃんがいる。

これまで使ってこなかった幸せがいっぺんに訪れたような、夢のような幸福を感じていた。



マリンブルーをバックに、チャペルが鳴り白い鳩が大空へと飛び立った。

空は絵の具で塗ったかのように、どこまでも青かった。



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12月24日クリスマスイブの夕方、田町八幡の境内。

もうすぐ生まれる赤ちゃんの安産を願うお参り。

寒く冷えきった境内は、透きとおるような空気とともに、より神聖さを感じさせる。


1年前に自分で掛けた絵馬がまだあった。黄緑色のマジックで描いたバイクの絵。

社に向かって柏手を打つ旦那には見つからないように、そっと外した。

チラッと絵馬を見ると、私が書いた文字の下に、ボールペンで書かれたと思われる小さな文字があった。


信じるチカラをください。

すぐにあの人だと思った。

絵馬はバックの中にしまった。


こちらへ歩いて来る旦那に頼んで、新しい絵馬を買ってきてもらった。

置いてあった黒マジックで、絵馬の裏にメッセージを書いた。


運命を信じますか? 信じるチカラは、行動するチカラから。そして私は今、愛するチカラを手に入れました。皆さんが幸せでありますように。

旦那が絵馬を覗きこんできた。

「なんだそれ。妙に真面目なこと書いちゃって。珍しい。」

「いいでしょ。私だってこういう場所では神聖な気持ちになるの。」


私は旦那に手伝ってもらいながら、前に書いた絵馬があった場所に新しい絵馬を括りつけた。

ここに来るであろう元候補者の事を考えたら、少しだけ申し訳ない気持ちになった。私は首をすくめ、舌をペロッと出していた。

「なんだよ。どうして今、舌なんか出すのかわからないけど、お前のそのおどけた表情が堪らなく可愛いんだよな」

そう言って旦那は私をやさしく抱き締めてくれた。

「さあ、これからクリスマスディナーだ。美味しいもの食べて、元気な赤ちゃん生んでくれよ」




背中に投げかれられている、嫉妬に染まった執拗な視線には、全く気付くことはなかった。



旦那と手を繋いでゆっくりと階段を降りていく。

夕焼けの淡い光が木々の間から射し込んでいる。

素敵なクリスマスイブに、ウキウキしている。駆け出したいくらいの気分だ。



突然、耳許で囁く声が聴こえる。

「僕のベーグルも温めて欲しかった」



背中に熱の籠った手の感触。

次の瞬間、視界が縦にぐるぐると回り始めた。



「神様、これが運命なのですか⁉」



静寂の暗闇に包まれた。





《おわり》





【追記】


リライト企画に参加してみました。

元の作品はコチラ

⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩


こちらの作品をリライトしてみたくなった理由は、最後に《1年後》という設定が使われているところ。

ついこの間まで、7年後に再会するという設定の話しを書いていたので、この設定は《運命》だと思ってしまったのです。


リライトさせていただいたポイントとして、

この男性と相手の女性はまだ恋愛関係にはほど遠く、単に男性側の片想いかと捕らえられないストーリーを、最後に相手女性の思わせぶりな行動で、1年後の約束をする。ロマンチックで、現実ではあまり無さそうなこの設定。

女性側がどのように感じていたのか。男性は本当に期待をもって良いのか。そのあたりを相手女性になって、詳細を炙り出してみたかった。(かなり歪な形にはなってしまいましたが) そして結末。ふたりはどうなるのか、を自分も知りたかった。



自分なりに想像して、物語を進めていったら、こんな形になってしまいました。

原作の筆者である池松さんの物語の意図、それからこの企画の方向性とは、ずれてしまったように感じますが、そこはどうかご容赦くださいませ。

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