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『日向坂で会いましょう』でお手玉遊び

今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

スタジオメンバーって事前アンケートを勝ち抜いたメンバーだったんだ、と今更ながら気づいた。選抜制導入であのテロップを偏向がちに受け取ってしまいかけたが、それとこれとは何ら関係ないというのはすぐに理解できた。もしかしたらこれから些細な気付く度に動揺するかもしれないがなるべく平常心を保って向き合おうと思った。今もこれからも『日向坂で会いましょう』は変わらない。

そう思えたのは今回の企画【日向坂46 バズるニュースグランプリ】があったからだ。なんだか今回は見ていて懐かしかった。メンバー同士でトークの応酬が成立してたりすると、オードリーの内輪ネタお手玉も出番は少なくなってしまうので今回見れてよかった。結局ふたりでしゃべってるのが楽しいんだってさ。でもそれがあるから平岡海月や清水理央が頑張れるのである。本当に頼もしいMCだ。

いつぶりだろうか、加藤史帆の若林への大きなときめきを見たのは。小坂菜緒、高本彩花、金村美玖が贔屓されなくなって久しいが、同じくらい若林への愛が重い加藤史帆も影をひそめていた。ときめきで思考回路がショート寸前まで回転して増える口数とトントン拍子になるあの加藤史帆とそれを受けきれずに照れくさくなる若林との絡み、クラシックひなあい様式美を2024年にふたたび見れたことがなんだかうれしかった。

もうひとつ、オードリーがメンバーと距離感が近くごちゃまぜに絡んでいるのも懐かしかった。この間までは一定距離を画したようにMCをしていた印象を受けていたので、雑踏のすり抜けや交通ルールクイズで盛り上がっていたスタジオの雰囲気は宮崎ロケ後の両名の距離感を見てるようでうれしかった

昨年取得した運転免許についてオードリーが尋ねたのに対して、高瀬愛奈がMT(マナタカセ)だから、と自身の名前に掛けていたのをオードリーが笑っていたのが良かった。他に運転免許を持ってるメンバーを聞かれた際、高本彩花がAT限定であることをAT(アヤカタカモト)と機転を利かせていたのは痺れた。若林がイニシャルに気づいた上で彼女に振っていたとしたら流石でとしか言いようがないし、それを察した彼女も素晴らしい。

ホントに高本彩花の卒業がイヤだ。寂しいし、彼女の『日向坂で会いましょう』での活躍が見られなくなるのがイヤだ。みなさんもご存じだろう、彼女が屈指の実力者であるということを。「”彩”って乱暴に呼ばれたいんです」などのワードセンスから垣間見える振られた時の頭の回転力や速さ、彼女の言葉は感覚的でいて論理的なのである。これまでの番組の中で最も多くオードリーにウケたメンバーを選ぶなら高本彩花が筆頭であるとわたしは思う。そんな彼女が卒業だなんて、初めて美容院の予約ができてうれしかったと屈託なく笑ったあの笑顔は今でも思い出す。

番組の最後には宮崎フェス化計画の第一歩目が放送された。内容としては宮崎市長に県知事に陳情をお願いするだけだったが、これでいい、これがいい。近年不足がちだった何はなくとも準備に動いているところを示してくれるだけで、その期待感だけでわたしは楽しむことができる。

いま間違いなく過渡期を迎えている日向坂46。変わるものがあれば変わらないものも、変えていこうとするものもある。思い出をお手玉にして懐古に浸りたくなるのをぐっと堪え今回を見送り、次回をいつものように楽しみに待つとしよう。

おしまい。

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