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ナポリタンを嗜む。/2021.5.27

7時30分ごろ起床。最近ではめずらしくスッキリ起きられた。

今日は『あちこちオードリー』『キョコロヒー』『激レアさんを連れてきた。』『マツコの知らない世界』と、たくさんテレビ番組を観た日だった。

はじめて見た『キョコロヒー』は15分という時間にちょうど良く収まったおもしろさでもっと早く観ておけばよかったとちょっと後悔した。

どれもおもしろかったんだけど、とくに印象に残っているのは『マツコの知らない世界』だった。テーマはナポリタン、プレゼンターはミッチーこと及川光博さん。

いつも思うことだけど、マツコさんの共感の仕方がすごく優しい。毎回とある分野にのめり込んだゲストがプレゼンに来るんだけど、プレゼンが熱を帯びていくうちに個人的なこだわりや偏愛が見えたときに、マツコさんは驚いたり怯えたりする素振りは見せるが、意見を突っぱねることはしない。リアクションは正直で、言葉はぶっきらぼうだけど、態度は寄り添い、マツコさんの知識や経験の中からそれらしい事柄を見つけて、理解を示しつつちゃんと相手の愛情やこだわり、そのひと自体を愛している。

またこの引用した経験描写がすごく素敵。ナポリタンを食べて「ビニールの赤いチェック柄のテーブルクロスがみえた」と。今週はマツコさんとミッチーが過ごした時代を、ナポリタンという食べ物を介して、まるでアルバムを眺めているかのように懐かしむようにしみじみと想いを馳せていた表情がなんとも愛おしかった。噛みしめるようにナポリタンを味わうふたりを見ていたので、いますっごくナポリタンが食べたい。

いちばん印象にのこった言葉があって、それはマツコさんが番組の最後にミッチーを形容した「ミッチーは様式美の中で生きていられる方」という言葉。あらゆる”スター””カリスマ”と呼ばれるひとたちの魅力を的確に表してる上品な表現だと思った。

そのあとは、様式美が見たくてなかやまきんにくんのマグマ中山をみた。何百回と見たのにいまだにおもしろいし、きっとこれからもおもしろいはずだ。日本屈指の様式美である。

おしまい。

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