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ひなあい朗読劇を左右する名優と名脇役。

今週も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

新型コロナ感染によりお休みしていたMCのオードリーが3週ぶりに帰ってきた。どうしても比較してしまうのだけど、先週まで素晴らしい番組進行をしてくださったハマカーン浜谷さんとどきどきキャンプ岸さんの2人にくらべ、オードリーというコンビからは華やかで明るい雰囲気を感じる。

華というと輪郭がない表現だが、なんかこう…「なにか楽しそうなことが起こりそう」感がある。絶対壊れない椅子とか壊しそう

これまで活動を休止していたメンバーが復帰した際にも期待されていた、当番組お決まりの挨拶である「待たせたな!」が文脈にみごとハマったところで、もうひとつ、この番組がわたしたちを待たせていたことがある。そう、バレンタインだ

ということで今回の企画は、メンバー考案の台本を朗読劇形式で実演する【遅れて来たバレンタイン 妄想キュンキュン朗読会】。昨年のバレンタインに行われた企画が1年ぶりに帰ってきた。去年この企画について書いた記事を読み返したら「毎年の恒例になるかと言われれば正直微妙ではある。」とか書いてあった。バカかこいつ

今年も行われたということで、バレンタイン恒例企画になりそうな今回の企画。男役メンバーを変えて企画概要をなぞりつつ、指名を受ける男役の8人が一堂に集まっていたところを今回は学生と社会人各4人ずつにジャンル分けをしていた。しかしせっかく組分けたのにも関わらず、演技を教室などキャラクターに沿った舞台セットで行うわけでもなかったので、このジャンル分けは果たしてどういった作用をもたらすのかが気になるところ。

この企画は主演女優、助演男優、ナレーターの3つの変数によっておもしろさが大きく変化するのは、今週の放送をみれば明らかだ。

1組目の金村美玖さん、濱岸ひよりさん、山口陽世さんのグループは、ほんの少しのほころびから大きく体勢をくずしてしまっていた。こういう演技系の企画ではこういった崩壊がおもしろいところだ。

この朗読劇の鬼門は、男役の登場の瞬間だ。相手選びではお面を被っているメンバーはついにお披露目となるこの瞬間が、結果をおおきく分ける関門だ。

つづく2組目はこの鬼門を乗り越えてすばらしい仕上がりをみせていた。宮田愛萌さんのナレーションは屋台骨として揺らがず、男役の影山優佳さんも登場時でしっかりと踏ん張り演技に集中したことで雰囲気づくりを成功させていた。それは去年も男役として演技に参加していて、ゲラで知られる齊藤京子さんにほころぶ隙をあたえず、演劇をみごとに成立させた。宮田さんと影山さんのすばらしい手腕がいかんなく発揮された演目だったとおもう

まだまだメンバーはたくさんあとに控えている。のっけから強烈なインパクトを残しているカトシンジくんはどんなドラマを繰り広げてくれるのか、来週も楽しみだ。

おしまい。

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