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テレビ番組ひなあいから飛び出す日向坂46。

今週も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

先週にひきつづき、アンガールズ田中さんをふたたびゲストに迎えて、芸能界を生き抜くための知恵を学ぶ「芸能界をまだまだ生き抜こう!」企画。

この番組、のっけからM-1の漫才のようなテンポとスピード感で30分間を走り切るバラエティは、アイドル番組の閾値を超えてる。それらすべては「彼女たちが一生懸命頑張った」に帰結してしまうが。そんな一生懸命な彼女たちが後編となる今回、ワイプリアクションとトーク番組でのいじられ方を学んだ。この企画はテレビタレントの教科書なんじゃないかと思うくらい、内容の濃い話がたくさん飛び出した。

48グループに劇場が与えられたように、坂道グループには冠番組が。
いつしかテレビで見なくなったAKBも、そもそもAKB48は劇場で公演を行うことから始まったライブアイドルである。テレビから姿を消したのではなく、劇場に返ったというのが正しい認識だと思っている。
なので、日向坂46が芸人さんと座組でテレビタレントについて学ぶというのは当然の流れのように感じた。

いじられ方を学ぶタナカスト―クでは、前回の記事でも触れた「テレビ出演とは大喜利」を実証するかのように、日向坂メンバーの回答に文脈の存在を感じた。抜群だったのは富田鈴花さん。春日さんのオールマイティカード「くぅ~」を使ったり、それによってかよらずか早い段階(もしかしたら番組冒頭からかもしれない)で田中さんが「この子はいける人だ」と気づかれたような仕草も見受けられた。田中さんのフリや会話の中で生まれた、みえない文脈を察して回収できる富田さんはやはり仕上がっているのだ。

途中VTRに卒業してしまった柿崎芽実さんと井口眞緒さんが映った。
「彼女たちがいまも日向坂46にいたらどうなったんだろうな」みなさんもたまに考えてしまうのではないだろうか。とくに井口さん。
ただ彼女の素質は型破りにないので、どれだけ習っても整えられることをわたしたちも望まなかっただろうし、それでも”井口眞緒”であったんじゃないかなと思ってみたり。

さっきAKB48はライブアイドルと言ったが、日向坂46もまさにその道を走っていて、全員が主人公的であることが今後大きい意味を持ってくるんじゃないかと考えてる。同郷の欅坂46とも一味違う、それはカメラの限定的なファインダーからも解放された、お客さんひとりひとりの目が切り取る瞬間が見られるのではないだろうか。つまりはやく現地でライブが見てえ。

さあさて来週はなんとわたしの推しである高瀬愛奈さんがフィーチャーされている様子。楽しみ以外のなにものでもない。

おしまい。

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