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つかむ、にぎる、はなさない。かつてない『日向坂で会いましょう』がそこにあった

今週も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

ひなあいにしては珍しくストレートなクイズ企画【打倒!クイズ女王!! 日向坂クイズバトル!】の後編、今回はタイトルのとおりクイズ女王・影山打倒も掲げ、予選を勝ち抜いたメンバーは優勝目指しクイズに挑んだ。

気が付けば『東大王』『Qさま』『ミラクル9』などクイズ番組を総なめしている影山さんが桁違いなクイズ力をみせつけ他を圧倒していた。必要不可欠な知識はもちろん、問題文の先読み、早押しのタイミングなど戦い方を熟知してる感じがビンビンに伝わってきた。回答後のコメントも素晴らしく、答えにまつわる補足をさりげなく添えていたところなんて熟練インテリタレントのそれだった。

これまでひなあいでクイズ企画を行って優秀な成績を収めたメンバーはその都度存在していたが、それとは一線を画すほど影山さんはとても華々しいオーラを明確にまとっている。クイズ、サッカー分野で関係者にすでに”見つかっている”影ちゃんではあるが、これからもっともっと活躍していくクイズヒーローの芽生えを今わたしたちは目の当たりにしてるのかもしれない。

とはいえ番組的には平等な勝負を催すにあたって問題のレベル設定はとても重要で、場合によっては影山無双でまったく勝負にならない可能性があった。そこで問題のテーマを影ちゃん以外のメンバーからテーマを決めることでレベル調整を図ったのだが、これが絶妙な塩梅だったのか結果的に功を奏した。この前までタライ落っことしてゲラゲラ笑ってた番組とは思えないくらいインテリジェントで白熱したデッドヒートが繰り広げられていた。誰も少しもボケた回答をしてなかった。『日向坂で会いましょう』において、はっきり言って異常事態だ。

意外にも真っ当な仕上がりになった当企画のなかで、意外にも金村美玖さんの存在が光った。お美玖さんはクイズにバリバリ答えたわけでもないし、おもしろい回答をしたわけでもなく、ただ「ジャンル:丹生明里」に答えられず強烈に負けてしったのだった。しまいには涙してしまう始末だった。お美玖さんはいつもクイズ企画で泣いてるな

金村さんの大好きな丹生明里さんにまつわるクイズに答えられなかったこと、大の負けず嫌いであること、それらが混ざり合って本気で悔しがる姿は、負け顔でおなじみ富田鈴花さんとはまた違う本質を見せてくれた。金村美玖さんのそれはは悔し顔とでも呼ぼうか。こう見ると金村さんは富田さんと並んで負け顔の代名詞として名を馳せても良かったと思うが、この辺はわたしの及ばない考えがあってのことだろう。言葉を借りるなら「生き様アイドル」とでも言おうか。バラエティペルソナを構築するでもなく、真正面から自分自身でぶつかっているからこそ、クイズで答えられなかったから悔しいのだ。バラエティの立ち回りを大半のメンバーが理解している今だからこそ、金村美玖さんのリアルガチな姿勢が光ってみえたのだろう。

バラエティ豊かだった前編とはうって変わって真面目で真剣な【打倒!クイズ女王!! 日向坂クイズバトル!】は、佐々木久美さん、濱岸ひよりさん、髙橋未来虹さんのチーム[天まで届く美女たち]の優勝で幕を閉じた。開会前に「私より上だと思う?」とカマしてた影山さんは残念な結果になってしまったが、しかし影ちゃんの実力は十分わかったし肉迫したメンバーたちもすばらしい健闘だった。

わたしも最後まで誰が優勝するか本当にわからないシリアスな接戦で、気がつけば前のめりになって行く末を見届けていた。ひなあい史上もっとも盛り上がったクイズ企画だったのでなはいだろうか。すごく良い回だった。

来週は今年の初回企画で福女を掴み取った東村芽依さんをフィーチャーした企画。9月13日火曜日に1st写真集『見つけた』発売を控えるめいめいの魅力を余すことなく予習できる回になりそうだ。

おしまい。


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