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日向坂46もオードリーも『日向坂で会いましょう』でコロコロと

今週も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

2022年1月【寅年イチの強運は誰だ! 日向坂46福女決定戦!】企画にて見事日向坂46福女に選ばれた東村芽依さん。東村さんは今年1年間番組で優遇される―——はずだった

それなのに目立った優遇と言ったら東村さん考案企画KASUKE実現のみ。とはいえ1st写真集『見つけた』も発売されて、東村さんを優遇する絶好の機会が来た。そこで【忘れてたわけじゃないけど…そろそろ日向坂46の福女東村芽依を贔屓してあげましょう!!】で30分まるごとフィーチャー、キュンとした瞬間やトリセツ、心配ごとなど東村さんにまつわる話題でふんだんに贔屓を行った。

今年に入ってから佐々木久美さん、渡邉美穂さん、とメンバーひとりをフィーチャーする企画が時々行われてきた。

前身番組から数え番組開始から4年半が経過し、外番組での経験も含めて演者として番組をつくるためのノウハウが共有・蓄積されて、実際に活躍の幅を広げたメンバーも出現してきた。読者のみなさんがすぐに思い浮かべたであろう佐々木久美さん富田鈴花さんを筆頭に、頼りになるメンバーたち、名物企画、おじさん趣味など、ひなあいが持つ変数はいまとても潤沢で充実している。そしてそれらを組み合わせることで、確実な勝ち筋をいつでもつくれる状態に今『日向坂で会いましょう』はあるとおもう

そういったなかで、あえて一人をフィーチャーして最前戦線から離脱させることによって、バランスをあえて崩壊させて無秩序の発生をうながして、新たなヒーローや企画の兆しの誕生を狙ってるのではないか、とわたしは考えた。そして今、そうした取り組みのなかでいま芽吹きつつある果実が森本茉莉さんである。

今回の企画の象徴であった東村さん。とてもシャイな性格から、これまで若林さんに話題を振られてもなかなか満足に返事することができなかったが、メンバーの話題にジェスチャーでリアクションを取っていたりなど、めいめいなりに務めを果たそうとしていたことに成長を感じておどろいた。

もうひとつおどろいた。まさか今更「モッツァレラチーズゲーム」をやろうとする番組があるなんて。しかし驚くと同時に好奇心も湧いてきた。【前者よりハイテンションで「モッツァレラチーズ」と言う】ルールの無差別級大喜利オチ無しゲームを『日向坂で会いましょう』で行うとどうなるのか。選ばれたメンバーは、佐々木美玲さん、高瀬愛奈さん、山口陽世さん、そして東村芽依さんの4名。このゲームは先にも述べた無秩序への仕掛けだ。期待とスリルとすこしの冷や汗を感じながらゲームは開始された。

このゲームでスターに輝いたメンバーは高瀬愛奈さんだった。まなふぃ推しを自称するわたしでもえも言われぬ独特の雰囲気をもつまなふぃが叫んだ「モッツァレラチーズ」は若林さんに悉く阻まれたがために、ただでさえ普段大声なんて出さないまなふぃが何度もモッツァレる羽目になってしまった。まなふぃはここからがすごかった。

まなふぃを悉く阻んだイジりをまなふぃは悉く受けきったのだ。ただでさえいろんなパターンでモッツァレなきゃいけないのに、受け身のパターンでも知恵を絞らなくてはいけない。あの数分で相当な負荷がかかっていたはずだ。それをまなふぃは受けきった。これはすごいことだとおもう。

若林さんに限らずオードリーに言い返しツッコむメンバーは他にもたくさんいるが、一番スパッと切り返しているのはまなふぃだとおもう。まなふぃの良いところは適度に敬意と遠慮がなく、表現を捻らずストレートに”なんでやねん”をいえるところだ。オードリーの顔も気持ちよく打ちのめされた爽快感のそれだ。

結局「モッツァレラチーズゲーム」は厚いまなふぃイジリと東村さんのテンションが下回ったために1周で終わってしまった。若林さんはハナからその腹積もりだったのだろうが、まなふぃがいたからこそ実現できたとおもう。

今回の中でわたしのとても印象に残ってるシーンがあった。今回は演者全員の椅子がなかったので、まるで猫たちがコロコロと憩うのようなまったりした風景がひろがっていた。メンバーの話でオードリーがひっくり返って笑ってるのが好きだ、本当に面白くて笑ってるんだろうなと思えるから。この瞬間が見たいからこの番組を愛聴しているといってもいいかもしれない。

宮田愛萌さんの卒業という切ない知らせもあったけれど、あいも変わらずこれからも『日向坂で会いましょう』を毎週楽しみにしていようと今回の放送を見ておもった。

おしまい。

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