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ファッヘラ天国池袋、        埼玉県民の私


かなり久しぶりに渋谷と池袋に行った。渋谷でインターン、池袋で友達と飲みカラオケの予定があったからだ。

池袋は、実家のような心地よさを感じる。これは私がド級の埼玉県民で、青春の大半を池袋で過ごした故である。恐らく、池袋にいる人の内7割は埼玉県民、残り3割がGACKTのファンだ。
久しぶりの池袋は、私が小学生の時からあるパン屋やずんだアイス屋が相変わらず営業していて懐かしい顔色を見せた。
変わらない店々に安心していたが、サンシャインロードに差し掛かったあたりから一気に様子が変わる。
1番の違いは、アニメイトや羅針盤やゲーセンに囲まれた道に、違和感しかないニトリが建っていたことだ。
池袋東口に家やオフィスは存在しない。あるものと言ったらオタクと、オタクビジネスをする人と、それにつられるおっさんだ。どう考えても需要があるように思えない。しかし、優秀なニトリマーケターのことだ、何か素晴らしい戦略あってのことに違いない。

後、アニメイトがなんか私の頃と違かった。結構店内がごちゃごちゃしてるものだと思っていたが、今はなんだかとても洗練されている。韓国アイドルコーナーまで置いてあるのは昔からだっけ?しかも普通におしゃれで可愛い人多く、3割くらいはカップルで来てる(!)舐め腐って「寝巻きでグッズ買いにきた〜」なんて寝ぼけたこと言ったら絶対浮いてしまうだろう。昔はむしろ、カップルだと冷ややかな目を向けられそうな空気さえあったのに不思議なものだ。

それにしても池袋、随分汚くなったなあ
どちらが客びきしてんだか分かんないコンカフェ嬢とホスト、明らかにパパ活してる人たち、道を駆け抜けるドブネズミ。あ、ドブネズミはずっといるか。
余分な病みもどきまで抱え込んだ池袋はいつの間にか「ファッションメンヘラ動物園」と化していく。
でも私はそんなクソ汚ねえ場所でさえ、実家のような心地よさを感じてしまうのだ。この酸いも甘いものぜーんぶ受け入れてくれる感じ、青春にピッタリだよな。あー、池袋バンザイ!

渋谷に関しては、人とビルが多すぎて降り立った瞬間阿呆のように口を開けるしかなかった。
「渋谷の衰退」みたいな記事を読んで慢心していた昨日の私は、己の行いを悔い改めるべきである。
むしろ渋谷駅周辺は「渋谷こそ最先端の感性を持つ街だぞ」という気概を感じた。目を奪うデジタルの仕掛けや洗練された建築物は勿論、クソでかいGoogleやGMOビルの圧力には圧倒されるしかない。
空を切る悠々としたビルはこんなに最先端なのに、なんだかこの場所の歴史の重みを感じた。

唯一、ファミマの店員だけたどたどしく接客してくれて親近感を抱いた。私は東南アジアっぽい彼のことが大好きだ。
ビルから3Dで浮かび上がるハチ公などを観測したが、こちらは情緒を感じなくてあまり好みじゃなかった。

次は、徹夜明けに行きたい。カラフルなペンキを纏った建築の街が、ブルピリみたいに青一色に染まるのを見たいな。

以上、情報量に差がある埼玉県民の都心レポでした❤︎

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