ムーミンバレーパークに行ってムーミンの真実を知った1日
ども!ちょこぷりんです。
皆様、埼玉は飯能にあります「ムーミンバレーパーク」に行かれたことは御座いますでしょうか。筆者は埼玉に住んでいたころから気になっており、この度ブルアカコラボで秩父温泉でちょっとしたコラボがされているので行くついでに行ってきました。
日本には様々なキャラクター型テーマパークが御座います。
ディズニーはもちろん、サンリオやハリーポッターなど様々なものが御座いますが、埼玉にもついにキャラクターが主題に置かれたテーマパークとして誕生しました!ヤッタゼ!!
ですがムーミンパーク。開園からまもなくコロナ禍になるなど不運が見舞われ、あまり良い感想を聞きません。なにせ”入園料が高いわりにテーマパークとしては微妙”これに尽きると思います。
検索サジェストをご覧になってください。
「ムーミンバレーパーク ひどい」や
「ムーミンバレーパーク 二度と行かない」など
あんまりじゃありませんか。
ではなぜそうなってしまうのか端的に述べますと"アトラクションが圧倒的に少ない"のと"テーマパークとしてのインパクトさが薄い"ことなんでしょうね。いってしまえば原作再現ともいうべきフィンランドっぽさがある森やムーミンらの建造物は原作追及がしっかりされすぎたために目の肥えた日本人にはつまらなくも感じると思います。
そんな中、筆者と友人2名はガッツリ3時間ほど堪能できました。
それは一重に楽しみ方が違ったから。ですね。
このムーミンバレーパークの1番重要な点をお伝えしますと
『アニメとは違ムーミンの原作漫画や小説の情報を知れる場所』
です。ここが最重要です。
どうやら原作を全て入手できるのは日本だけらしいんです。
(印刷の関係らしいです)
そんなムーミンバレーパークの楽しみ方と、ムーミンバレーパークの写真を今回はお伝え致しましょう。
それじゃ、いってみよう!
原作のムーミン。およびムーミンパパはキチっている話
原作のお話をちょっとだけ。ざっくばらん解説。
原作「ムーミンパパ海へ行く」では、ある日ムーミンパパが思いつきで家族総出で冒険へ出ます。原作挿絵では帆なしオール無し。ただの島流し。
で、たどり着いた島の灯台に家族で住みつく。
パパは頑張るんですが灯台を復活できず、魚の漁も上手くいかず。飽きてしまいます。
かたやママさん。畑をつくろうにも岩の山。海により畑はダメにされる毎日でやることが無くなる。しまいには壁に絵を描いてムーミン谷へ思いを馳せる。完全に病みます。
パパは釣りへ行っては飯時のみ帰ってくる。ママは上記の通り病みっぱなし。そんなお話。らしいです。結末クッソきになるぅ~~~!!!
そんな感じの小説が全7巻ほどあるみたいですね。
ほか漫画版も結構な狂気に満ちてますんで、よければ買ってください。
日本でしか全巻読破はできないそうですよ。
ムーミンパークの園内はこんな感じ
まずは行き方から。
車で行かれる方は問題御座いませんが、電車でも行くことが可能です。
飯能駅から"メッツァ"と呼ばれるショッピングモールまでの往復バスが御座います。そのメッツァの隣にムーミンパークが御座います。アレです。三井ショッピングモール横にユニコーンガンダムやニューガンダムが突っ立ってますでしょう。あれのテーマパーク版だと思って頂けると分かり易いと思います。
ちなみにバスは土日祝であれば1時間内に3本くらいは出ますが平日ですと1本まで減少します。時間をミスると地獄を見ますので注意しましょう。
で、バス停から歩いて1~15分。ハイ、結構歩きます。
森の中は涼しいのでご安心を。途中フィンランドぽさがある街が出ますが、そこは日影が御座いません。
木々にはこんな感じのモニュメントが施されており、アンニュイな樹の妖精と写真が撮れます。
ちなみにコレはムーミンとは一切関係が御座いません。
だってパーク外ですもの。それぽいだけです。
で、ムーミンパークにて受付。当日でも大丈夫ですが少しでも割引したい方はネットの事前予約をオススメします。300円くらいは安くなったはずです。ですがそれでも高校生以上3300円です。子供は500円。もうガッツリ搾取してくる値段です。アトラクションはいうて劇を見る系が3つくらいのものですから、ここはムーミンの勉強代と雰囲気代だと思えば安いものです。
で、入り口手前のモニュメント。
ここでムーミンの体内に入って写真が撮れます。
なんともシャレオツな雰囲気がありますね。ここだけで元が取れそう。
でもコレだけなら入場は不要。なんてお得なんでしょう。
これは花冠の具合が映画「ミッドサマー」じゃん!って友人と話が出たので写真を加工してみました。
入り口では"ニョロニョロ"がお出迎えです。卑猥ですね。
これも後でググってしりましたがそういう裏背景があるようです。
この日は熱かった為かミストがバンバン炊かれてました。
おかげで園内の空気は冷たかったです。悪い比喩では御座いません。きちんと物理的に冷やされました。アリガタヤ。
ちなみに園内入り口に大き目の日傘が御座います。無料レンタルできるので借りましょう。マジで日陰が少ないので。奥地で熱中症で倒れるとスタッフが居ないので気づかれない可能性があるため対策はしっかりとしましょう。
で、このニョロニョロが実はムーミン世界で一番強かったのでお伝えしておきます。いわばティア1です。環境ってやつです。
なぜかと言いますと、ニョロニョロの性質として「雷など環境エネルギーを蓄える」ことで生命活動が行われているんだとか。
しかも下記画像のように電力を活かすことも可能。
夜にはろうそくを使うような生活を送っているムーミンの世界で電力が使えるだなんて文明力が違いすぎじゃありませんこと!?
下記の文章はムーミンパークで放送されているムービーの1場面になるのですが、これを見るまでニョロニョロに電気能力があるだなんて知りませんでした。
ちなみにニョロニョロ。原作漫画ではフツーに喋ります。
写真撮影NGのところだったので曖昧かもですが、「ムーミンハウスで眠りにつくニョロニョロが、ムーミンがうるさいため『外に出ていけ!』と声を発して外に追い出す。ムーミンは外でハンモックで寝る。」なんて4コマがあるくらいです。お前さん喋れたんかい!!!
てな感じでニョロニョロ。思った以上に物騒なキャラクターをしておりました。利用すればムーミン世界で覇者になれますが、いかんせん数が多いので下手をすれば養分?にされること間違い御座いません。
お前さん船扱えるんかい!?
こりゃあムーミン世界が"中世"だとしたらニョロニョロたちは"近代文明"くらいの文明の差がありますぜ!?!?
話がそれましたが園内の情報をば。
アトラクション数は覚えている限りの内訳はこんな感じ。
てな感じ。
ムーミン屋敷と着ぐるみアトラクションは混んでいたので入りませんでした。でも十分面白い。
なにせ上記のニョロニョロのように、アニメで知った風なほんわかエピソードが崖から崩れ落ちるほどにぶっ飛んでいて狂っている原作の内容が知れるのです。マジで面白い。
アニメは未視聴ですが、かーちゃんや友人の親などリアルタイムでアニメを視聴していた方たちの思い描くムーミンじゃない、マジもんのぶっとんだムーミンなんですもの。生きタヒにこそないものの、ムーミン谷でゆっくりのほほん。みたいな日常感は原作ではあまり無いってのが面白い。
てかムーミンキャラクターめちゃくそおります。確かキャラクター紹介コーナーでは100体ほどいたはずですが、それでも紹介しきれないくらい居るんですね。例にあげますと下記写真の中に”やきうの兄ちゃん”みたいな見た目しているキャラクターとかおります。林檎を木から落としてくるだけのキャラクターですが。でもそんなナゾかつ魅力的なキャラクターがウヮンウヮンと沢山紹介されております。
原作紹介コーナーが著作権上撮影できなかったのが辛い。ホント見に行って欲しい。
ちなみに筆者のお気に入りは"フィリフヨンカ"と"スティンキー"です。
"フィリフヨンカ"は堅実な生活を自身に縛りを課して生きる誠実家です。
嫁さんもおりますが上記の堅実さに呆れられております。
で、ある日に台風により家を吹き飛ばされちゃうんです。
何もかも失った"フィリフヨンカ"は無くでもなく笑って物語は終わり。
ただただかわいそうな奴です。好きです。
お次は"スティンキー"です。かれは泥棒で、ムーミンパパとはドロボー協会に誘うくらいの仲良しです。で、よく物を盗む彼ですがムーミンママのカバンが盗まれると、盗み取り返してママへ帰してくれます。
いいやつだって?違います。
返す理由はママのカバンには金品が無いから。です。
潔すぎる。でもママはカバンが返ってくるから喜びます。
で、スティンキーはムーミンの家からワイン?とか飯を盗んで生きてます。
ここまで最悪なキャラクターはそう描けないです。絶対原案の人物がいたハズです。
そんなキャラクターたちを原作読まずにまとめで見れるのは此処
ムーミンバレーパークの展示エリアのみ。マジで面白いので行ってみてくだされ。
ちゅうかリトルミィとミムラ姉さん、スナフキンが義父兄弟とか知らんわそんな設定。これがいっちゃんビビったわ。
おわりに
超絶狂っている世界観のムーミンを知れるのはここだけ!
というより、昭和のムーミンが大好きで来るところとは、ちょっと違いますね。ミッキーで例えるならば昭和初期の白黒時代のミッキーだけをテーマパークに落とし込み、楽しみとしていく感覚。
まぁ、着ぐるみ劇やシアターなど楽しめるところはほかにもありますけど、値段相応ではないんじゃないかな。でも広いので子供と遊ぶにはちょうどいいと思います。
なんにせよムーミン世界が超絶面白いってんでアニメを見ようと思ったんですね。それが日本ではVHSしか出回っていないんだとか。原案者といざこざやら色々あったので販売自粛中なようです。oh…モッタイナイ。
と思ったのでなんとか視聴してみましたが、やはり昭和アニメチックにかわいくまとめられていたので原作のような狂った世界はなさそうです。
「海へ行く」の話も、灯台守が出てきちゃうしママはいたって普通だし。でもパパはしっかり自暴自棄になってくれます。そこは安心。
ということで筆者は今度原作を読んでみようと思います。
絶対面白いと思います。海外のニヒルが効いた作品ほど面白いものは有りませんからね!
「それじゃ、また来週!」
応援頂けたらメッチャ嬉しいです!五体投地します!