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Mリーグ2023-24 1月23日 NAGA解析/BEAST Japanext・菅原千瑛プロ、チームを救うリーグトップタイ8勝目!

2024年1月23日、Mリーグ2023-24・70日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・BEAST Japanext・赤坂ドリブンズ・セガサミーフェニックスの4チームが対戦。

第1試合、東1局1本場に東城プロが小林プロからハネ満を直撃しリード。しかし東3局2本場の親番に浅見プロがハネ満ツモ!これで一気にトップ目に立ちます。ですがそこから猿川プロが4連続のアガりで浅見プロと猿川プロのデッドヒートに。結果、浅見プロが南3局の親番に9600をアガって逃げ切り。チームに久々のトップをもたらしました。

第2試合、東2局1本場に園田プロが親満をツモって一歩リード。そこからジワジワと仲林プロが得点を重ねてトップに立ちます。そして南2局、菅原プロがなんとダブリーからハネ満をツモって一気に逆転!そのまま逃げ切って個人8勝目となるトップを獲得しました。

第1試合は浅見プロがドリブンズを3着の呪縛から解き放つトップ。第2試合は菅原プロがチームを戦線に踏みとどまらせるトップとなりました。この2試合をNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)
南家:猿川真寿(BEAST Japanext)
西家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
北家:東城りお(セガサミーフェニックス)

NAGAデータ

小林剛

猿川真寿

浅見真紀

東城りお

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:小林剛

小林プロはここで7p切り。一方NAGAは8m切りを全タイプで推奨しています。小林プロの手はくっつきのイーシャンテンの形。良形テンパイの数で考えると8mより7pの方がいいので、単純に8m切りで良いように思います。

また、その後にこの形になって10巡目に7mをポン。この場面、NAGAは全タイプでスルー推奨。鳴くと2900のテンパイで、門前ならマンガンまである形なのでさすがにここで鳴くのは打点の機会損失ということでしょう。小林プロのスタイルは分かりますが、ここはスルーでもいいのではないでしょうか。

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