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Mリーグ2023-24 12月21日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・鈴木優プロ、Mリーグ記録に並ぶ個人4連勝!

2023年12月21日、Mリーグ2023-24・55日目です。本日は赤坂ドリブンズ・U-NEXTパイレーツ・KADOKAWAサクラナイツ・セガサミーフェニックスの4チームが対戦。

第1試合、東1局に親番で醍醐プロがマンガンをアガって快調なスタート。ですが東3局に鈴木優プロがハネ満ツモで一気に醍醐プロをかわします。その後2人のデッドヒートが繰り広げられますが、鈴木優プロが逃げ切ってトップ獲得。鈴木優プロはこれで個人4連勝となり、個人成績も1位に浮上しました。

第2試合、序盤は小さなアガりの連続で僅差の展開。東4局に渡辺太プロがハネマンをツモって一気にトップに躍り出ます。南場では渋川プロがハネ満ツモ、小林プロが親番でマンガンとアガって太プロに迫りますが、南3局1本場に太プロがトドメのハネ満をアガって勝負あり。個人2連勝となるトップを獲得しました。

どちらの試合も見応えのある展開だった本日の2試合。今日もNAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
南家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
西家:園田賢(赤坂ドリブンズ)
北家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)

NAGAデータ

醍醐大

鈴木優

園田賢

堀慎吾

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:醍醐大

醍醐プロのこの手牌、ここは2p切りでNAGAも醍醐プロも一致。やはりドラとダブ東をもらったからには、遠回りでもマンガンを目指すのがいいということですね。

そしてこの形になったところで醍醐プロは2sを切りましたが、これもNAGAと一致。ダブ東があまり無理なく使える形になったので、孤立のドラは手放しても採算が取れそうだ、ということでしょう。この一連の手順をキッチリできるのは醍醐プロのバランスの良さですね。


東1局1本場:鈴木優

鈴木優プロはフリテンの4-7pテンパイを入れていたところに5pを引いてきました。6pを切ると1m5pのシャンポンになりフリテンがなくなりますが、鈴木優プロは5pツモ切り。さすがに1mと5pが1枚ずつ切れており、残り2枚のシャンポンよりはフリテンでも見た目枚数7枚のリャンメンが偉いということでしょう。最悪4-7pをチーして1mを切っていっての単騎待ちにも取れますし、NAGAも同じ選択でした。

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