見出し画像

Mリーグ2023-24 2月15日 NAGA解析/TEAM雷電・黒沢咲プロ、僅差を制してトップ獲得!1戦目・本田プロのラスをカバー

2024年2月15日、Mリーグ2023-24・83日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・BEAST Japanext・TEAM雷電・KONAMI麻雀格闘倶楽部の4チームが対戦。

第1試合、序盤猿川プロがハネ満をアガってトップに立ちますが、結局全員にアガりが生まれて僅差でオーラスを迎えます。そして南4局、寿人プロが親のマンガンをツモ。これで勝負を決めてそのままトップを獲得。2着にはオーラスでフリテンリーチから倍満をツモった瑞原プロが入りました。

第2試合、こちらも僅差で進む展開。高宮プロが一人沈みで大介プロ・黒沢プロ・仲林プロの3人が並んでいましたが、ラス前の南3局2本場で高宮プロがマンガンをアガり、全員にトップがあり得る状況になりました。そしてオーラス、黒沢プロがアガって僅差を制してのトップ!1戦目の本田プロのラスをカバーしました。

本日の2試合はいずれも僅差の展開からドラマチックなオーラスとなりました。その展開が正しかったのか?NAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:瑞原明奈(U-NEXTパイレーツ)
南家:猿川真寿(BEAST Japanext)
西家:本田朋広(TEAM雷電)
北家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

NAGAデータ

瑞原明奈

猿川真寿

本田朋広

佐々木寿人

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東2局:猿川真寿

猿川プロのこの手牌、何を切るか?下家から先制リーチを受けている状況、自身はチートイツのリャンシャンテンです。いくら親番とはいえ、さすがにオリたいところ。ただ現物がないのでどうオリるか?という話になってきます。

ここで猿川プロは5s切りとしましたが、NAGAは4p切りが第1候補。リーチには8sが通っており、4sは2枚見え。4pも7pが通って3p2枚見えと両方状況は同じです。しかし5sは1枚ですが4pは2枚持っていますから、放銃率がほぼ同じなら2巡しのげるトイツの牌を打つべきでしょう。細かいところですが気になったので取り上げてみました。

ここから先は

5,376字 / 27画像
この記事のみ ¥ 130

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?