Mリーグ2023-24 10月6日 NAGA解析/風林火山・二階堂瑠美プロ、ABEMAS・多井プロを一気にまくって今期初トップ！

2023年10月6日、Mリーグ2023-24・12日目です。本日は渋谷ABEMAS・EX風林火山・KADOKAWAサクラナイツ・BEAST Japanextの4チームが対戦。

第1試合は最短の8局で終了した高速の展開。序盤は松本プロがリードしますが、渋川プロが南1局に3000-6000をアガり、このリードを守り切ってギリギリのトップを獲得。

第2試合、渋谷ABEMASの多井プロがついに今期初登板。東1極の自身の親番から着実に加点していき、初登板初トップを獲得…なるかと思われましたが、なんと大外から二階堂瑠美プロが一気に南場の親番で6000オールをアガり、勝負あり。瑠美プロが今期初のトップを獲得しました。

今期初めての登板となった多井プロ、それをまくった瑠美プロの打ちスジなど、本日の試合もNAGAで振り返って参りましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。

t-yoko@MリーグをNAGAで解析｜note

第1試合

出場者

東家：菅原千瑛(BEAST Japanext)
南家：松本吉弘(渋谷ABEMAS)
西家：勝又健志(EX風林火山)
北家：渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)

NAGAデータ

菅原千瑛

松本吉弘

勝又健志

渋川難波

NAGA類似度とは？

NAGA類似度（以下、NAGA度と呼称）とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

東1局：松本吉弘

松本プロはここで４－７ｓの亜リャンメンでリーチ。ここでは３－６ｓノベタンも選べる場面、７ｓが1枚切れなのでNAGAは３－６ｓリーチを推奨しています。ただ1枚切れとはいえ場況的には７ｓがかなり良く、そこら辺を加味しての４－７ｓリーチということでしょうか。

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東2局：勝又健志

勝又プロはここから９ｍ切り。親の4巡目リーチに対して、自身の手牌はドラ赤ありますが、愚形残りで厳しい形。NAGAは現物の１ｐ切りを推奨していますが、NAGAも攻め返しの９ｍ切りを第2候補に挙げています。

まだ序盤でオリきれるか分かりませんし、Mリーグルールならやや９ｍ切りになるのかもしれません。

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東3局：菅原千瑛

菅原プロはこのカン４ｍをダマ。一方でNAGAは強くリーチを推奨しています。この手はもうこの後の良い変化が少なく、そもそもカン４ｍはダマでもそんなに出てこないところ。

それなら思い切ってリーチをかけて打点を上げた方がいい…ということでしょう。こういう場面こそBEASTらしく強気のリーチを見せてほしいですね。