Mリーグ2023-24 12月14日 NAGA解析/BEAST Japanext・鈴木大介プロ、久々のトップで個人4勝目!
2023年12月14日、Mリーグ2023-24・51日目です。本日はBEAST Japanext・赤坂ドリブンズ・U-NEXTパイレーツ・EX風林火山の4チームが対戦。
第1試合、勝又プロが東1局の親番で連続のアガりを決めてトップ目に立つと、展開にも恵まれトップのままオーラスまで進んでいきます。最後はハネ満をツモアガり、素点も大きく稼いで勝又プロが完勝でのトップを獲得しました。
第2試合、東2局に小林プロがマンガンをツモって一歩リード…かと思いきや、東3局の親番で園田プロが小林プロからマンガンを直撃しトップ目に立ちます。しかし、南1局・鈴木大介プロが親番で6000オールツモ!これで園田プロを逆転すると、なんとかそのまま逃げ切って鈴木大介プロがトップを獲得。10月以来久々のトップとなりました。
第1試合は勝又プロが上手く打っての完勝、第2試合は大介プロが久しぶりのトップを獲得。NAGAで2試合を振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:勝又健志(EX風林火山)
南家:鈴木大介(BEAST Japanext)
西家:仲林圭(U-NEXTパイレーツ)
北家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
NAGAデータ
勝又健志
鈴木大介
仲林圭
浅見真紀
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東2局:勝又健志
勝又プロの第1打何を切るか?牌効率としてはNAGAの推奨する2m切りですが、勝又プロは9m切り。最初からトイツを外して789の三色などを強く見た一打に見えます。序盤とはいえある程度のリードがあるトップ目なので、下手なテンパイにならないよう打点を作りに行ったということでしょうか。勝又プロはこの辺り全くAIとはかけ離れていますが、この進行が上手くハマることが多いのが腕ですね。
東2局:浅見真紀
浅見プロのイーシャンテンの手牌。浅見プロはここから7s切りとしましたが、NAGAは全タイプで6s切りを推奨。やはりカン2pの部分の受けが苦しいので、メンツ手だけでなくチートイツの変化も残したいということでしょう。
7s切りは14p引きなどの時にリャンメン2つのイーシャンテンになるのがメリットですが、そうなった場合は大抵リーチのみの手になります。打点も考えるとチートイツは残したいように思います。
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