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Mリーグ2023-24 12月11日 NAGA解析/U-NEXTパイレーツ・鈴木優プロ、個人3連勝でチームも首位浮上!

2023年12月11日、Mリーグ2023-24・49日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・セガサミーフェニックス・KADOKAWAサクラナイツ・BEAST Japanextの4チームが対戦。

第1試合、瑞原プロが東場で2回のマンガンツモをアガり、リードを広げていきます。しかし南3局、魚谷プロが2軒リーチに競り勝ってマンガンツモ!これで瑞原プロに迫ると、南4局にもマンガンツモで一気に差しきってトップを獲得しました。

第2試合、鈴木優プロが東1局の親番で6000オールツモでスタートダッシュを決めると、しばらくはこの点差を保ったまま局が進行していきます。南2局、親番を迎えた東城プロが連荘して優プロとの点差を詰めますが、優プロは南2局4本場に自力でアガって東城プロの親番をながします。そしてその勢いのまま、南3局・南4局も連続和了。見事な局消化で個人3連勝を決めました。

魚谷プロの瑞原プロとの競り合いを制してのトップ、鈴木優プロの3連勝…NAGAと振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
南家:瑞原明奈(UーNEXTパイレーツ)
西家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:中田花奈(BEAST Japanext)

NAGAデータ

魚谷侑未

瑞原明奈

岡田紗佳

中田花奈

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:魚谷侑未

魚谷プロのこの手牌、一目難しいかと思いNAGAで見てみましたが、魚谷プロと同じく3s切り。マンズを残すと5面張のいい形であることは百も承知ですが、2mがフリテンで2m・8mが共に3枚切れなのも気になります。ただ2-5sが5枚切れなのがキツいので3s切りとなるのでしょう。フリテンとはいえ残り枚数も36m縦などもあって多いですし、仕掛けも利きます。2-5sが残っていれば、マンズに手をかける選択肢も出てくるかもしれません。


東1局:中田花奈

中田プロはここで8m切り。8mは場には4枚見えの牌であり、対面の仕掛けに対しては現物。チートイツのアガりをまだ強く見ているということでしょう。ただNAGAは全タイプで1s切り推奨。

あとツモが残り2回でチートイツのアガりが出る可能性は相当低いです。8mは確かに仕掛けには安パイですが、ドラまたぎということもあり脇二人のダマに放銃する可能性も0ではないです。またこの局のように鳴かれるパターンもあるので難しいところ。8mも悪くはないですが打たない方が無難な感じがします。

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