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Mリーグ2023-24 11月27日 NAGA解析/セガサミーフェニックス・魚谷侑未プロ、チームを救う今季3勝目をマーク!

2023年11月27日、Mリーグ2023-24・41日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・セガサミーフェニックス・KONAMI麻雀格闘倶楽部・渋谷ABEMASの4チームが対戦。

第1試合、序盤は2局連続流局で親が流れる静かなスタート。東3局2本場、寿人プロがハネ満をツモって一気にトップ目に浮上します。その次局、日向プロがマンガンをアガって追いつくと、南2局には親満をアガって追い抜きます。日向プロはこのリードを守り切ってトップを獲得。これが今季初勝利となりました。

第2試合、第1試合と違い魚谷プロが東1局からハネ満ツモの6000オールでロケットスタート。しかし瑞原プロが東1局2本場にマンガンをアガると、東2局の親番で連続のマンガンをアガり一気に並びになります。

南場に入ると、それまでハコテンだった高宮プロが親番でハネ満ツモなど一気に挽回しますが、2人に追いつくには至らず。南3局2本場、瑞原プロがマンガンをツモって魚谷プロをかわしますが、南4局に魚谷プロが再逆転となる500-1000ツモ。魚谷プロは値千金のトップを獲得しました。

日向プロの今季初勝利、魚谷プロが最下位のチームにプラスをもたらすトップを獲得…NAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
西家:小林剛(U-NEXTパイレーツ)
北家:茅森早香(セガサミーフェニックス)

NAGAデータ

佐々木寿人

日向藍子

小林剛

茅森早香

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:小林剛

小林プロはカン8mをチーして赤5p切り。ホンイツなどを強く意識しての一打だと思いますが、NAGAは全タイプで西切りを推奨。形としてはホンイツまではそこそこ遠く、ひとまず西を打っておいて赤5pにくっつけば嬉しいし、その前にテンパイしたら赤5p切って1000点でもOKの方が安定する気がします。

というか個人的には小林プロはそこまでホンイツを意識するイメージがないので赤5pを切っていったのは少し驚きました。


東2局1本場:小林剛

小林プロはここから8s切り。喰いタンはもちろんのこと、役牌も残してなんでも仕掛けていこうという手牌の残し方です。実際、NAGAの中でも超副露型であるカガシは8s切りを推奨しています。

ただそれ以外のNAGAのタイプは南切りを推奨。中盤にさしかかるところで鳴きたいのも分かりますが、この手は十分形が整っているのでメンゼンを意識したいでしょう。メンゼンで進めるとしたら、やはりカン7sの受けは捨てられません。鳴きに関しては喰いタンが残っていれば十分だと思いますから、やはりトップを狙って高打点のメンゼンリーチになるように牌を残したいように思います。

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