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Mリーグ2023-24 2月9日 NAGA解析/KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典プロ、オーラスにアガりを決めての逆転トップ!

2024年2月9日、Mリーグ2023-24・80日目です。本日はKADOKAWAサクラナイツ・赤坂ドリブンズ・渋谷ABEMAS・KONAMI麻雀格闘倶楽部の4チームが対戦。

第1試合、南場の途中までは寿人プロが1人沈み、他3人がかなり均衡した展開で進みました。そこから南3局、親番の岡田プロが太プロとのめくり合いに競り勝ち6000オール。このアガり一発でほぼ勝負の趨勢を決め、トップを獲得しました。

第2試合は第1試合とは打って変わって、大きなアガりが乱発する展開に。しかし全員が大きながりを決めるため、結果としては第1試合と同じく均衡した展開になっていきます。最後まで誰がトップを取るか分からない状況でしたが、最後は滝沢プロがマンガンをアガって白鳥プロのトップを逆転。滝沢プロが個人3勝目をあげました。

本日の2試合は展開は違うものの、均衡した展開でありかなり難しい判断の試合が続きました。これをNAGAと共に振り返っていきましょう。

過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。


第1試合

出場者

東家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
南家:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
西家:岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)

NAGAデータ

日向藍子

渡辺太

岡田紗佳

佐々木寿人

NAGA類似度とは?

NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

気になったNAGAの指摘

主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。ネット麻雀とMリーグの違いもありますし、NAGAの他タイプなどでは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。

東1局:渡辺太

親の先制リーチを受けて一発目。太プロはここで8m切り。真っ直ぐ打てば8mになるでしょうが、あいにくリーチの一発目ですから普通は親の現物の9sを打つでしょう。ただここで8mを切っておくと45pが縦に重なった時に4-7sでリーチを打てるということで超強気な打牌。

トップ取りが偉いMリーグ、この赤赤のチャンス手は親リーチに対しても向かっていくということでしょう。個人的にはちょっと怖すぎる一打にも思いましたが…これが太プロの真骨頂でしょうか。

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